「東西線のここ、短歌になってるのいつ見ても好き」

あるツイッターユーザーのそんなつぶやきが、いま大反響を呼んでいる。

そのツイートには、こんな画像が添えられていた。

「ニャロメ」(@nyaromekusakabe)さんのツイートより
「東陽町 南砂町 西葛西 葛西 浦安 南行徳」
(とうようちょう みなみすなまち にしかさい かさい うらやす みなみぎょうとく)

一見するとただの路線図の一部なのだが、よく見ていただきたい。東陽町から西葛西までが上の句、葛西から南行徳までが下の句で、ちゃんと「五七五七七」になっているのだ!

東京都から千葉県へと駅名が並んだだけの歌(?)ではあるが、そこはかとない旅の哀愁を感じざるをえない。詠み人はどなたであろうか? さぞかし名のある方なのでは......と妄想をふくらませてしまう。

ツイッターユーザーの「ニャロメ」(@nyaromekusakabe)さんが、2022年6月28日、投稿したこのツイートには、なんと32万4000件を超える「いいね」が付けられるほど話題に(6月30日現在)。

Jタウンネット記者は投稿者の「ニャロメ」さんに詳しい話を聞いてみた。

路線図を見ていて、偶然見つかる短歌

「ニャロメ」さんによれば、この6駅が「五七五七七」になっていることに気付いたのは10年ほど前。「ふとしたときっかけ」だったそう。

調べてみるとあるユーザーの気付きをきっかけに2014年ごろ、「#連続駅五七五七七」というハッシュタグで同じ遊びがツイッター上で流行ったことがあるようだ。あるいは、「駅名短歌」と呼んで遊ぶ人たちも。ニャロメさんも、そんな流れの中で知ったのかもしれない。

「五七五を普段から探してしまうというわけではないのですが、こうやって日常のふとした中に偶然見つかる短歌には、語感の良さも相まって惹かれるなと思います」(「ニャロメ」さん)

駅の路線図を見ながら、五七五七七を探す......風雅な楽しみだ。これなら満員電車で過ごす辛い時間も、秘かに楽しみながら耐えられるかもしれない。

「ニャロメ」さんのツイートがきっかけとなって、全国各地で路線図を見ながら、五七五七七を探す試みが、再び盛んに行われている。

同じ東京メトロの有楽町線にも、こんな「短歌」があった。

こちらは、銀座一丁目を「銀座いっちょめ」と読むのがコツらしい。そうすれば確かに、「ゆうらくちょう ぎんざいっちょめ しんとみちょう、つきしまとよす たつみしんきば」とリズムに乗せられる。

何だか夕暮れからウォーターフロントを巡る楽しげな歌......のようにも思える。

今回の盛り上がりのきっかけとなったニャロメさんがとくに気になったのは、九州で見つかった次の歌だ。

――おんががわ みずまき おりお じんのはる くろさき やはた スペースワールド

「最後がスペースワールドで終わる、これなどおもしろいですね」と、ニャロメさん。北九州の荒々しさと力強さが感じられる秀歌ではないか。

読者も地元の路線図を見ながら、新たな「連続駅五七五七七」を発見してみてはいかが。