シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Rさん(東京都・10代女性)

ドアホンを鳴らしても、窓やドアを叩いても、家の中に居るはずの母が反応しない――Rさんは小学3年生の頃、そんな体験をした。

訳が分からず、家の中にも入れず、彼女は大声で泣いたという。すると、近所でヤクザと噂される男が現れた。

家の中から母親から反応がなかった(画像はイメージ)

<Rさんの体験談>

小学校3年生の時、家に入れなくなったことがあります。

中に母が居るはずなのに、ピンポンを鳴らしても反応がありません。ドアや窓を叩いても出てきません。

私は訳が分からず、家の前でわんわん泣いてしまいました。

ヤクザと噂される男が「奥さーん!」

私の家の近くにはアパートがあって、そこにヤクザだの何だのと噂されている男の人が住んでいました。

とはいえ、私が挨拶するといつも返してくれるし、よく話しかけてくれる優しい人でした。

その日も、私の泣き声に気付いてそのおじちゃんがわざわざ部屋から出てきてくれました。そして「何かあったの?」と声をかけてくれたのです。

泣いていた私に気づいて... (画像はイメージ)

私が「お母さんが気づいてくれないの」と泣きながら答えると、おじちゃんは「奥さーん!」と大声を出して母を呼んでくれました。

すると母が大慌てで家から出てきました。当時、夜勤の仕事をしていた母は疲れ切って眠ってしまっていて、おじちゃんの声で飛び起きたようです。

おじちゃんも母の夜勤のことを知っていたので、お礼を言う母を労い、私にも

「辛かったな。でもお母さんも大変なんだよ」

と言って慰めてくれました。

いつの間にかおじちゃんはどこかへ引っ越してしまったのですが、もう一度会えるのなら感謝を伝えたいです。

ありがとう、おじちゃん。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)