カントリーマアムの大きさが、昔より小さくなっている――

不二家の人気商品「カントリーマアム」を巡る、こんな噂を聞いたことはないだろうか。

ツイッターでは幾度となく話題に上ってきたが、2020年10月3日ごろから、これに関連する投稿が再び目立ち始めている。

カントリーマアム(バニラ&ココア)(画像は不二家提供)

投稿の中には、カントリーマアムが「だんだん小さくなっている」などとして、サイズの変化を面白おかしく表現したものや、かつて販売されていたメガサイズのカントリーマアムとの比較写真を、あたかも現在と過去のサイズ比較のように紹介したものもあった。

しかしその一方で、本当にカントリーマアムのサイズが小さくなったと感じているユーザーもいるようで、

「この前久しぶりにカントリーマアム買ったら本当に小さすぎてびっくりした」
「昔は絶対こんなサイズ感じゃ無かった!」
「カントリーマアムの小ささに絶望しています」

といった声が複数寄せられている。

筆者も幼い頃から、そして26歳になった今でもたまに食べている。言われてみれば昔より小さくなった気もしないではないが...一部のコメントにも見られるように、自身の身体(特に手)が成長しただけという可能性も捨てきれない。

カントリーマアムは、本当に小さくなってしまったのだろうか。

機械の進歩も影響していた

Jタウンネットはカントリーマアムの製造・販売を手掛ける不二家(東京都文京区)の広報担当者を取材した。

担当者によれば、カントリーマアムシリーズは1984年に発売。これまでに様々な種類の商品が販売されており、なかでも20枚入りの「カントリーマアム(バニラ&ココア)」(92年発売)が現在の主力商品となっている。

種類豊富なカントリーマアム(画像は不二家公式サイトより)

カントリーマアムは昔より小さくなってしまったのか。さっそく担当者に聞いてみると、

「実際に、バニラ&ココアの1個あたりの規格重量は2014年に平均10.5グラムから10グラムに変更しています」

規格重量が0.5グラム下がっていた...つまり昔よりカントリーマアムが小さく感じる、というのは十分あり得る話なのだ。

そして「サイズが小さくなった」と言われている理由について、担当者はこんな話もしている。

「昔の機械では1個当たりの重量にばらつきがありました。規格重量を最低値として、それよりも大きいものを出すという傾向にありました。
その後は、設備投資をして機械の精度もかなり上がっています。規格重量はあまり変わっていませんが、1個当たりの精度が高くなり、重量のブレが少なくなりました」

機械の精度が上がり、昔ほど規格重量を超えるものが減っていると考えられる。

ただ、規格重量は商品の種類によって異なる。バニラ&ココアの規格重量は10グラムだが、「(シリーズ内でも)いろいろなサイズの商品があります」と担当者は話している。

バニラ&ココアは枚数も減っていた

バニラ&ココアに関しては、大袋に入っているカントリーマアムの枚数も変動している。

1992年の発売当初は28枚で販売。その後は30枚、そして再び28枚になるなど変更を繰り返し、2014年に現在の20枚(バニラ10枚・ココア10枚)となった。

大袋に入っているカントリーマアム・バニラ(画像は不二家提供)

14年といえば、先述の通り1個あたりの規格重量が変わった年でもある。担当者にその理湯を聞いたところ、

「原料高の影響が一番大きかったと思います。ビスケットに限らずチョコレートや、いろいろな輸入原料が高くなった時期だったと思います」

と説明した。

ちなみにバニラ&ココアの希望小売価格は設定しておらず、価格は小売店によって異なるという。

カントリーマアムのサイズがツイッターで話題になったことについて、担当者は、

「原料高やいろいろな状況がある中で、14年に1個当たりの重量が少なくなったのは事実なので、そのあたりのご指摘等は耳を傾けなければいけないと考えております。
ただ、カントリーマアムは季節や地域限定、お土産など発売当時よりいろいろなものが出ております。サイズだけでなく、いろいろな味を試して楽しんでいたければありがたいです」

と話している。