「私は夫に優しくできない」

2021年10月8日、そんな妻の思いを描いた漫画がツイッター上で話題を呼んでいる。

作者は1歳児を育てるポジ子(@pojikatsu)さん。共働き家庭のポジ子さんが普段の生活を通して夫に感じていることを作品にまとめた。

産後の生活は、それまでの夫婦二人きりの生活とはまるで異なる。

記者も1歳児の父であるが、子が生まれてから妻との関係はガラッと変わった。ポジ子さんの体験談を読み進めていくと、とても他人事とは思えなかった。

一体、ポジ子さんは夫に対してどんな思いを抱えているのか――。早速話題の漫画を読んでみよう。

 ポジ子(@pojikatsu)さんのツイートより(以下同)

「無償の優しさ」の袋が...

以前は、夫に対して「無償のやさしさ」を向けていたポジ子さん。ただ、妊娠・出産・産後と絶え間なく体調が変化していく中で、夫はいつもと変わらぬ平常運転で......。

つわりがひどい時に会社まで車で送ってほしいとお願いしたり、いざ子どもが生まれても夜泣き対応はポジ子さんに任せきりで睡眠を満喫したり。

そして、気になることを指摘したら逆ギレされる始末。そんなこんなで、気づけば夫に対しての「無償の優しさ袋」は空っぽになってしまった。

ポジ子さんと夫は、何度も衝突。夫は夫なりに頑張り、改善された部分もあるという。

一時期よりは仲良く過ごせるようにもなった。しかし......

産後の恨みは一生

夫が不調を訴えても素直に心配することができず、イラッとするようになったという。また、以前だったら助けてあげたいと思うような場面でも、いつしか優しい言葉をかけることができなくなっていった。

「私は夫から代わりに〇〇しようかなんて言われたこと無い」
「朝食事介助と送り以外は全部私なんだからそれくらいやってほしい」
「私は体調わるくても息子の世話してるし私だって他にもやること沢山ある」

優しい言葉をかけようとすると、様々な負の感情がよぎり、口を閉ざす。

「産後の恨みは一生」とも言われるように、夫婦間に大きな禍根を残してしまっているようだ。

「無償の優しさって自分の心に余裕とパワーがないとでない」

ポジ子さんの作品には、こんな声が寄せられている。

「産後の恨みは一生。わかるわぁ」
「私も夫に対する優しさがほぼ無くなっていて、そう言う事か!と理解できスッキリしました。描いて下さってありがとうございます」
「わかります。無償の優しさって自分の心に余裕とパワーがないとでないですよね」
「私も嫌だった経験が蓄積しちゃって妊娠前よりは夫に優しくできてないです」

出産を経験した女性たちからの、強い共感のコメントが多い。先にも書いたように、記者も1歳児の父として、とても他人事とは思えず、耳が痛い。

「産後の恨みは一生」。そんな風に思われたくない人は、ぜひポジ子さんの作品を隅々まで読んでほしい。

なお、ポジ子さんは「お互いを思いあって助け合って暮らしていく」という理想のために、心にできてしまった錆は時間をかけて、夫と二人で溶かしていくつもりだという。