ARIWAが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは8月14日(月)、15日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
レゲエをベースに、さまざまな音楽をミックス
2020年に活動を開始したASOUND。レゲエ、R&B、ジャズなど、ジャンルにとらわれず、そのときにやりたい曲を自分たちのスタンスでやる4人組バンドだ。2021年に1st EPをリリースし、以降、東京・神奈川を中心に全国各地でライブ活動を展開している。「FUJI ROCK FESTIVAL '22」にも出演を果たした。今回はJ-WAVE「SONAR TRAX」にも選出されている楽曲『オリジナル』について、ARIWAに語ってもらった。ASOUND - オリジナル [Official Music Video]
その曲に私が歌詞をつけていきました。『オリジナル』は7月13日にリリースした2nd EPのタイトルにもなっています。私たちはレゲエが中心ではあるんですが、いろんなジャンルに挑戦していたり、ジャンル分けがしにくいバンドではあるんです。なので、そういう意味でもASOUNDなりのオリジナルという意味を今作で提示したつもりです。
私たちが生きている世界では、それぞれ見た目も考え方も異なるし、違う人生を歩んでいると思うんですけど、みんな自信を持って生きていこうというメッセージも込められています。
私たちはレゲエを表現しつつ、メンバー1人ひとり異なるジャンルの音楽をこれまで聴いてきました。なので、さまざまな音楽のミクスチャーというか、それぞれが影響を受けてきた音楽を持ち寄って楽曲を作っています。さまざまなテイストが入っているのが、ASOUNDらしい曲だと思います。
2nd EP『オリジナル』は日本の音楽シーンに「ASOUNDはこういうバンドです」と挨拶するような作品になったと思います。今後は日本でも演奏しつつ、よりグローバルに活動していきたいとメンバーと話をしています。私たちも言葉はわからなくとも、海外の音楽をかっこよかったら聴くように、そういう位置付けで日本語・英語問わずかっこいいサウンドを鳴らして、世界中で聴いてもらえるような、そんなアーティストになっていきたいと思います。
アメリカでホイットニー・ヒューストンの楽曲を歌い観客を沸かせた経験
「世界中で聴いてもらえるようなアーティストになっていきたい」と語るARIWA。そんな彼女がルーツの1曲にあげたのはWhitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)の『Saving All My Love For You』だった。Whitney Houston - Saving All My Love For You (Official HD Video)
メロディの美しさと情熱的なパワフルさが魅力の楽曲で、もともとホイットニー・ヒューストンは好きだったんですが、聴いた瞬間にすごく大好きになりました。気づいたら、自分自身でもこれを歌いたいと思うようになっていましたね。
この曲がルーツと思う理由ですけど、4年前くらいにアメリカにちょっとだけ行っていたことがありました。そのとき、現地の「オープンマイク」で歌って、観客を沸かせるというのがひとつの目標だったんです。
そんな中で、初めて「オープンマイク」で歌った曲が『Saving All My Love For You』でした。そのときはバンドにも在籍していなかったですし、人前で歌う機会が全然なかったときだったんですけど、「オープンマイク」でパフォーマンスして、アンコールをいただきました。すごいみんな盛り上がってくれて、そんな体験が私の原点になっています。それが大きなルーツだと思っている理由です。
世界中を魅了したホイットニー・ヒューストン。48歳という若さでこの世を去った歌姫だが、ARIWAはそんな彼女のスピリットを受け継ぐように、表現を続けている。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜〜木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【ASOUND ARIWA 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)