J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。3月14日(日)のオンエアでは、俳優・三宅弘城がリモート出演。吉岡と共演する舞台『M&Oplaysプロデュース「白昼夢」』の見どころを語った。

久しぶりの共演。今も記憶に残る「カレー屋」の日々

三宅は1988年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰の「劇団健康」に参加し、舞台俳優としてデビューを果たした。以降、「ナイロン100℃」の主要メンバーとして、数多くの舞台、映画、ドラマに参加している。

吉岡と三宅は、3月20日(土)から上演の舞台『M&Oplaysプロデュース「白昼夢」』で共演する。

吉岡:私、三宅さんとの共演が本当に久しぶりで。2016年のドラマ『あさが来た』(NHK総合)ぶりです。
三宅:もう5年前になるんですね。
吉岡:あの頃の三宅さんへの感謝の気持ちが、ずっと変わらずに残っています。
三宅:カレー屋さんに連れて行ったこととか?
吉岡:そうです、そうです(笑)。連れて行ってくださって。しかも、おいしいカレー屋さんばかりでしたね。
三宅:辛いものが大丈夫だと言っていたので、連れて行っちゃいましたね。

2人の交流はドラマ撮影が終了してからも続いており、吉岡の舞台を三宅が観に来たこともある。吉岡は「縁が途切れずに、また舞台でご一緒できて本当に光栄です」と伝えると、三宅も「何らかの映像作品でまた会えればいいなと思ってはいたけれど、こうやってガッツリ舞台で共演できるとは思ってなかった」と喜んだ。

作品は“生々しい”だけでは面白くならない

「白昼夢」は、赤堀雅秋が1年ぶりに演出と制作を手掛ける新作舞台。三宅弘城、吉岡里帆、荒川良々、赤堀雅秋、風間杜夫ら実力派キャストたちが顔を揃える。

<あらすじ>
高橋家の家主・高橋清(風間杜夫)は、妻を亡くし、次男の薫(荒川良々)と二人暮らし。47歳にも拘わらず職に就かず、長年自分の部屋にこもりっきりの薫に業を煮やした長男の治(三宅弘城)は、ひきこもり支援団体『ひだまりの会』に助けを求める。
高橋家に訪れた『ひだまりの会』の別府正樹(赤堀雅秋)と石井美咲(吉岡里帆)。
治も加わり、薫を更生すべく尽力するが…
それぞれに闇を抱えた五人の、夏、秋、冬、春、季節を巡った交流を綴る…
(公式サイトより)

吉岡:「白昼夢」は社会に馴染めず引きこもりになった男性と、その家族、周囲の人々の“もがきと再生の物語”が描かれる作品です。なかなか重いテーマですね。とは言っても、赤堀さんの作品で重くなかったものはないイメージはあります。
三宅:そうですね。そして、そこが好きなんですよね。(鑑賞後)スカッとして帰るというわけでなく、何かモヤモヤと考えながら帰路に着くって作風なんですよね。

三宅は荒川良々演じる引きこもり男性の兄役、吉岡は引きこもり支援団体『ひだまりの会』の職員役を、赤堀とともに演じる。

吉岡:引きこもりを救済するNPO法人の職員役を、私と赤堀さんが演じています。
三宅:みんな、何かを抱えている役ですね。
吉岡:そうですね。作品の背景には「8050問題(80代の親が50代の子の生活を支える社会問題)」が取り入れられています。出演者に私と同年代が1人もいないんですよ。なので、ある種どこかで俯瞰気味ではあるんですよね。当事者感が薄いというか。(問題に)真摯な気持ちなんですけど、微妙に自分の生活圏にない問題という感覚があって。これって、その年代の方にしかわからない瞬間とか言葉があるんだろうなと思いながら、脚本を読んでいました。
三宅:舞台のなかで「もうそろそろ免許を返納したほうがいいんじゃないか」ってセリフがありますけど、実際の父親に対しても同じように思うことはあります。里帆ちゃんよりも、すごく身近といえば身近な問題ですね。
吉岡:セリフが“生っぽい”と感じますか?
三宅:(セリフを)言っていて、心苦しいところもある。そこのバランスが難しいですね。
吉岡:舞台のインタビューで「塩梅が大事なんだ」とお話されていましたね。自分のことのように生々しくしても面白くはなくて。「生々しくいると同時に、どこかで俯瞰していないと“面白み”みたいなところには行き着けないんじゃないか」という内容でした。
三宅:本当にそう思います。赤堀さんの作品って、お客さんが家族だったり世界を覗き見しているような感覚になるので。そうなると、その世界でちゃんと生きていないといけないですしね。

三宅は大のサウナ好き!

「白昼夢」は東京・本多劇場を皮切りに、富山、大阪、島根、広島、愛知で開催される予定だ。

吉岡:楽しみな場所ってありますか?
三宅:あのね、富山。
吉岡:富山! その心は(笑)?
三宅:アルプスっていう、天然水を使ったサウナがあるんです。
吉岡:出たー! 『サ道』!(編注:三宅はサウナをテーマにしたドラマ『サ道』に出演している)
三宅:(笑)。水風呂がかけ流しの天然水なの。
吉岡:いいですねえ。
三宅:面白い施設になっていて、たぶんそこに宿泊して、山に釣りに行くような人がいるんでしょうね。休憩所に釣りの仕掛けを作れる場所があるんですよ。
吉岡:そういった人たちに向けたサウナって感じもしますね。
三宅:あと、休憩所のテレビのチャンネルも全部あるんです。報道スタジオみたいですよ。
吉岡:(笑)。三宅さんって、相当サウナがお好きなんですね。私、今回のゲストに来てくださるまで、サウナが好きなことを全然知らなくて。
三宅:本当に!?
吉岡:こんなに“サウナ愛”が深い方だったんだ、と思いました。
三宅:『あさが来た』のときもちょこちょこサウナに行っていましたよ。
吉岡:ごめんなさい(笑)。カレーの思い出のほうが強かったのかもしれないです。
吉岡:なるほど(笑)。

『白昼夢』は、お互いに今まで「やってこなかった役」

最後に三宅はリスナーに向けて、「白昼夢」に関するメッセージを伝えた。

三宅:テレビや映画とは違う吉岡里帆さんが見られます。おじさんたちにどう絡んでいくのかという、あまり見たことがない姿を見ることができるんじゃないでしょうか。
吉岡:(笑)。三宅さん、(今回の役柄が)あまりやってこなかった役だっておっしゃってたじゃないですか。私も、普段まったく求められない役柄なんですよね。
三宅:そうだよねえ。
吉岡:「そんなところまで行っちゃいますか」って、今日赤堀さんと話していても思ったんですよ。とんでもない展開になる話ですね(笑)。
三宅:そうですね。だから、すごくやりがいがあります。体っていうよりは、神経が疲れるみたいなところがあります(笑)。
吉岡:はい。今日も稽古が終わったとき、疲れちゃってめっちゃ眠かったです。
三宅:頭を使うよね。
吉岡:いろんな場所に伺いますので、みなさん「白昼夢」を楽しみに待っていてください。

『M&Oplaysプロデュース「白昼夢」』の開催スケジュールやチケットの販売方法の詳細は公式サイトをチェック。

『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える。オンエアは毎週日曜18時から。