「若者のラジオ離れ」と言われて久しい今も、熱心な若いリスナーはいる。音楽、映画などエンターテインメントのアクセスが容易になったこの時代に、彼らはなぜラジオを愛するのだろうか?

J-WAVEの大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」がラジオの思い出を語る連載「わたしとラジオ」。家族と車のなかで、災害時の情報源として、深夜にこっそり夜更かしして……それぞれのラジオとの思い出から、世代を問わないラジオの普遍的な価値を探る。

今回担当するのは、大学4年生のレオン。ラジオから流れる音楽に影響を受けた、彼の音楽遍歴をたどる。(J-WAVE NEWS編集部)

【過去記事】
今の大学生は、ラジオをどう愛している? 「人生を変えた出会い」を綴る
https://news.j-wave.co.jp/2021/11/post-8760.html

ラジオは「自分自身の視野や幅を広げられるツール」

私がラジオを聴き始めたのは、しっかりとは覚えてはいないが小学生のときだったと思う。きっかけは、母親が毎日リビングでJ-WAVEを流していたこと。正直、当時の私にとっては、“子ども的なおもしろさではないもの”という印象があった。

そんな私が自ら進んでラジオを聴くようになったのは、中学生のころ。J-WAVEを通じて星野 源を知った私は、近所のTSUTAYAでCDを借りて彼の音楽にどっぷり浸かっていった。家族もうれしかったのか、ラジオで彼の曲が流れると自分の部屋にいる私を呼び、家族みんなで聴くこともあった。また、同世代のなかで“星野 源ブーム”が起きたときは、ラジオのおかげでみんなより先取りしている感じがあり、少し背伸びしているような気持ちにもなれた。「ラジオを通して自分で好きな音楽を見つけ、日常を楽しみたい」といういまの私に繋がる思いは、このときに芽生えたのかもしれない。それからラジオは、今流行っている曲はもちろんのこと、これから新しい波をつくる曲、昔のすばらしい曲など、さまざまな音楽から自分自身の視野や幅を広げられるツールになっていった。

受験期の孤独に寄り添ってくれた『キンプレ』

高校に入り部活が忙しくなると、ラジオと疎遠になった時期もあった。しかし、部活を引退し受験期に差し掛かると、一人の時間が増え、孤独になることが多々あった。そんなときにたまたまJ-WAVEを聴いていたら、Suchmosの『MINT』が流れた。これをきっかけに当時彼らが出演していた『THE KINGS PLACE』を聴くように。勉強で疲弊した私の心の寄りどころになっていたと同時に、次の放送が待ち遠くなる感覚が日々の生活に活力を与えてくれた。

大学生になったいまは、自分の時間も増えラジオを通じて知ったアーティストをきっかけにライブやイベントに足を運ぶ機会が増えた。その都度、楽しみ、活力をもらうと同時に、自分のあるべき姿を考えるようになった。今では私自身の現状に満足しつつも、これからもっといい方向に自己形成していきたいと考えるようになった。あの時母親がJ-WAVEを流していなかったら今の私はなかったのかもしれない。私にとってラジオというのはいろんな音楽を提供してくれ、自己形成するために必要なものである。

レオン プロフィール

都内の大学に通う大学4年生。普段は音楽をつまみにしながらお酒を飲むことが日課にしている。お酒が進んでしまった結果、次の日起きるのが大変な時も……。また体重も増えてしまうことがあり、ここ半年で新たな日課としてランニングをスタート。

J-WAVE WACODES

大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」は、J-WAVEの主催する各種イベントに参加、特別番組の企画、番組と連動したアンケート調査など、さまざまな活動を行っています。詳しい活動は下記からチェック! ホームページ:https://www.j-wave.co.jp/special/wacodes/
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