復興への大きな一歩です。2020年7月の熊本豪雨で被災したくま川鉄道が、2025年度中にも全線で運行を再開する方針を明らかにしました。

くま川鉄道は、熊本豪雨で車両全5両が浸水するなどの被害を受け、去年11月に錦町の肥後西村駅と湯前駅の間で部分的に運行を再開しました。

流失した球磨川第四橋梁の復旧を巡っては、今年3月に設計を完了。今年度中に残っている橋脚などを撤去し、本体工事に着手する見通しを示していました。

23日に開かれた8回目の再生協議会では、鋼鉄製の部材を三角形に組み合わせるトラス構造を採用し、以前は14本だった橋脚を4本に減らすことで川の流量を確保するなど復旧方針が初めて示されました。

橋梁の復旧費用はおよそ38億円で当初およそ46億円とされていた総復旧費は、50億円ほどに増加する見通しです。

2025年度には鉄道の保有組織を立ち上げたうえで上下分離方式を導入し、全線での運行再開を目指すとしています。