さつまいもで作る発酵飲料ミキと牛乳の自家製ヨーグルトレシピ

発酵マイスターの田中菜月さんに、発酵飲料「ミキ(写真左)」と、ミキと牛乳で作るヨーグルトのレシピを紹介していただきます。簡単にすませがちな朝食に、自家製ヨーグルトで乳酸菌をプラスしましょう。

発酵飲料ミキのレシピ

「ミキ」は、鹿児島県奄美大島に伝わる伝統食。さつまいもと米を使って作る発酵飲料です。現在は砂糖を加えたものもありますが、ここでは砂糖を使用しない、古来のミキをご紹介します。

材料

さつまいも:50g

米:250g

水:1リットル

作り方

さつまいもは皮をむき、丸ごとのまま水に5分ほどさらす。

米を洗い、水を切っておく。

鍋に分量の水と米を入れ、中火でお米の粒が少し感じられる程度(一般的なおかゆ程度の硬さ)になるまで煮ておかゆを作り50℃以下に冷ます。

1をすりおろし、3に加えてよく混ぜる。

常温に置き、1日1回以上混ぜ、発酵させる。

ぴちぴちと泡が程よく立てば、できあがり(完成までの日数は、夏場は1〜2日ほど、冬場は2〜3日ほどが目安)。

memo

・ミキサーにかけてなめらかにすると、料理に使いやすくなります。
・できあがった後は冷蔵庫に入れ、2週間から1カ月ほど保存可能。

ミキのヨーグルトレシピ

ミキを作っておけば、牛乳と混ぜるだけで簡単にヨーグルトができます(上の写真右。完成したヨーグルトに、カシスジャムを加えたものです)。

材料

ミキ

牛乳(豆乳でも可)

ジャム:お好みで

作り方

ミキと牛乳を1:4の割合で混ぜ、煮沸消毒したビンに入れ、常温に置く。

1日ほどでヨーグルトができあがる。

食べる分だけ容器にとりわけ、お好みのジャムなどを加えていただく。
できあがったヨーグルトは冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べましょう(ジャムなどを加えない状態で、保存期間の目安は3日ほど)。

最後に

ミキと、ミキと牛乳で作る自家製ヨーグルトを楽しんでください。

田中菜月

田中菜月/Natsuki Tanaka

発酵家/モデル
2011年体調を崩した時に、りんご酵母と出会う。2012年ファスティングと発酵の資格を取得。2015年発酵と藝術が融合した田中菜月発酵展「醸し醸され〜春うらら〜」開催。同年、発酵食のワークショップ「Natsuki’s HaCcOoo Lab」スタート。東京と名古屋をベースに発酵の根源的魅力を伝え続けている。近年では、絶滅危惧種の発酵食や常滑焼の復興活動の他、CALPIS・LEXUSなどの企業や発酵居酒屋のプロデュースも手掛けている。
ホームページ

/

Instagram

[さつまいも]ほっくり甘い!さつまいもの栄養と保存テクニック

[さつまいも]ほっくり甘い!さつまいもの栄養と保存テクニック

秋の味覚としてもおなじみのさつまいも。中央アメリカが原産地といわれ、日本では江戸時代から栽培されてきました。美肌作りや細胞の老化防止に効果があるといわれるビタミンC、ビタミンEなどを含んでいます。

最終更新:2020.09.02

文・写真:田中菜月
監修:田中菜月、カゴメ
出典:
J-stage 奄美大島の伝統飲料「ミキ」の分析(ミキとは)


文化庁文化財部伝統文化課  平成28年度 伝統的生活文化実態調査事業報告書 【郷土食】(古来のミキの原料)