春の七草にも数えられる、セリ。きりたんぽ鍋にも欠かせない材料としても知られています。そのセリをふんだんに使った、秋田の本格的なきりたんぽ鍋のレシピを紹介します。
セリたっぷりのきりたんぽ鍋レシピ
きりたんぽ鍋は、秋田のマタギ(山で熊などを狩る人たち)が山小屋で獲物の山鳥をダシに使った鍋を作って、そこにきのこやおにぎりを入れて食べたことが発祥といわれる料理。セリは、葉や茎だけでなく、根も一緒にいただくのがおいしさのポイントです。
材料(4人分)
セリ:1束
ごぼう:1本
きのこ(舞茸など季節のもの):150g
ネギ:1本
きりたんぽ(市販のもの。電子レンジで温めておく):12本
鶏肉(食べやすい大きさに切る。あれば比内地鶏):200g
しらたき(茹でて食べやすい長さに切る):1袋
鶏がらスープ(鶏がらスープの素を水で溶いたものでOK):1000ml
醤油:少々
酒:少々
作り方
きのこは石づきをとり、小分けにする。ごぼうは洗って、ささがきにする。セリは3〜4㎝に切り、ネギは3〜4㎝の斜め切りにしておく。
鶏がらスープに、1のごぼうと、きのこ、鶏肉、しらたきを入れる。
鶏肉に火が通ったら、醤油、酒で味を調える。
ひと煮立ちしたら、きりたんぽ、ネギ、最後にセリを加えて完成。
memo
きりたんぽは、10月頃から新米のものが店頭に並びます。
鍋の最後に入れるセリは、根の先まで丁寧に洗えば、すべて食べることができます。
セリの選び方、下ごしらえについてはコチラ
最後に
冬から春が旬のセリは、シャキシャキした食感が爽やかで、数少ない日本原産の野菜のひとつです。スープのうまみとともにおいしさを堪能してください。
最終更新:2023.03.02
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省「野生鳥獣と向き合う」(マタギについて)
秋田県農林水産部(きりたんぽ鍋の作り方)
JAグループ「とれたて大百科」(セリの食感について)