東北大など16カ国の45大学が加盟する環太平洋大学協会(APRU)のサマースクールが7月18日、仙台市青葉区の東北大災害科学国際研究所で行われた。10カ国約30人の学生が東日本大震災の教訓を4日間連続で学び、女川町で実地研修やグループ討議などもこなした。
 初日は巨大津波発生のメカニズムと対策、被災地の復興状況などに関する講義があった。
 災害研の小野裕一教授(国際防災政策)は2015年の国連防災世界会議で採択された国際的な防災行動指針「仙台防災枠組」を解説。「枠組の達成に向け、災害データを分析して各国の政策立案者に提示することが必要だ」と強調した。
 インドネシア防衛大の研究員ファジャール・シディックさん(26)は「日本で震災の経験がどのように伝承されているかを知った。世界中の研究者とネットワークをつくり、防災に関する知見を広げる機会にしたい」と語った。