岩手県陸前高田市で7日、伝統の「うごく七夕」が繰り広げられた。東日本大震災で壊滅し、新たにかさ上げされた市街地を、初めて山車が練り歩いた。
 「帰ってきたぞ」。荒町祭組の山車は、かつて町があった場所で足を止め、ひときわ勢いのいいおはやしを響かせた。
 山車の多くは津波で流失。各祭組は震災後、全国から資金援助やボランティアの支援を受けながら山車を再建し、復興工事の合間を縫うようにして個別に運行してきた。
 荒町祭組代表の久納豊さん(69)は「やっとの思いでここまできた。支援がないと厳しいが、毎年山車を出したい」と声を弾ませた。