東京電力福島第1原発の1〜4号機建屋周辺の井戸「サブドレン」で、1カ所の水位が急低下した問題で、内堀雅雄福島県知事は7日の定例記者会見で「現場の緊張感が足りていない」と述べ、情報提供が遅れた東電の対応を批判した。
 水位低下は一時的だったが、内堀知事は「(相対的に水位が高くなった)建屋内の汚染水に流出の恐れが生じた」と指摘。「速やかな情報提供がなかったことは遺憾だ」と語った。
 汚染水管理に関する通報連絡は「しっかり行うよう、何度も求めてきた。こうした申し入れが必要ないよう危機意識を持ってほしい」と強調した。
 井戸の水位は2日夕、基準値を約2メートル下回った。東電は当初、水位計の故障と誤認。報告が約20時間後だったことなどから、県は4日、原因究明や通報判断の改善を東電に申し入れた。