東日本大震災の被災地復興を支援するイベント「STAND UP SUMMIT 2017」が8日、東京都江東区の東京ビッグサイトであった。東北などの高校生や大学生ら約300人が、復興と地域づくりについて意見を交わした。
 プログラムの一つ「復興ディスカッション」には東北と熊本地震被災地の熊本県、首都圏の代表7人が参加。東北高1年の川又英雄さんは震災の記憶の風化に関し「語り部がいれば記憶は薄れないのでは。将来は英語を使う仕事に就き、海外の人にも震災を伝えたい」と未来を見据えた。
 福島工業高専4年の桜井友香さんは、熊本の学生と共に復興や防災を考えるプログラムを企画した体験談を紹介。「震災を経験した私たちだからこそできることがある」と強調した。
 熊本県阿蘇中央高2年の吉岡杏優さんは「地震後、地域の人口が減っている。将来は地元に牧場を造り、たくさんの人を阿蘇に呼びたい」と夢を描いた。
 学生が東北の企業関係者らから復興の課題を学ぶプログラムもあった。三陸鉄道(宮古市)や「スマイルとうほくプロジェクト」を運営する河北新報社など東北の新聞3社を含め、15の企業・団体が参加した。