全国の高校生が地域食材を使って料理の出来栄えを競う「第6回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(農林水産省など主催)の北海道・東北エリアの選抜大会が10日、仙台市青葉区の市ガス局ショールームガスサロンであり、宮城農(名取市)が最高評価で11月4日の決勝大会進出をつかんだ。
 宮農の料理は「パリッと閖上おにしらす」。東日本大震災で被災した漁業者の新たな収入源として、名取市閖上沖で7月に本格操業が始まった北限のシラスをしょうゆなどで炊き、「おにぎらず」の具にした。
 シラスは津波で福島県浪江町の工場を失い、閖上に再建した水産加工業鈴栄から提供を受けた。断面の彩りが良くなるように梅干しや大葉、チーズを加えたほか、外側を春巻きの皮でくるんでオーブンで焼き、食感も工夫した。
 シラスの存在感と見た目の美しさ、商品化を意識した持ちやすさなどが高く評価された。2年の祭城(さいき)武(たける)さん(16)は「決勝大会で結果を残し、閖上のシラスを全国に広めたい」と話した。
 北海道・東北エリアでは44チームが応募。書類審査を通った宮農、青森商、村山産業、天童、北海道標茶の5校が選抜大会に挑んだ。