東日本大震災で被災した石巻市雲雀野地区で11日夜、追悼行事「ココロの灯(あか)り」が初めて開かれた。雨が降りしきる中、計約2200個の灯籠やランタンに鎮魂の灯をともし、亡き人の冥福を祈った。
 実行委員会と石巻商工会議所青年部が主催し、県内外から約150人が参加。迎え火の灯籠を並べ、熱気球の一種「スカイランタン」を夜空に浮かべた。白や赤、緑などの淡い光が被災地を温かく照らした。
 高橋崇実行委員長(37)は「津波などの自然災害で犠牲者を出したくない。命を守ることの大切さを伝えていきたい」と強調。青年部の武山雄樹会長(45)は「心の中に強い意志を持った光があれば、何回でも再生できる」と誓った。
 愛知県刈谷市の運送会社経営中川農志(あつし)さん(46)は「亡くなった方々に安らかに眠ってほしい。大きな川に囲まれた地に住んでおり、震災は人ごとではないと改めて感じた」と話した。