宮城県富谷市は13日、同市出身で衆院副議長を務めた内ケ崎作三郎(1877〜1947年)の生誕地で、宿場町の面影が残る同市富谷新町の内ケ崎醤油(しょうゆ)屋跡地に「富谷宿観光交流ステーション」を整備する方針を決めた。2020年の開宿400年記念事業の柱として20年10月の開館を目指す。
 牧師、教育者でもあった内ケ崎を輩出した「しんまち地区」の歴史と文化を生かし、新たな観光交流拠点にするのが狙い。同じ地区に昨年開所した起業支援施設「市まちづくり産業交流プラザ」(とみぷら)とも連携し、地域経済の活性化を図る。
 敷地面積2878平方メートル。明治初期の建物という内ケ崎の生家や蔵を改修し、内ケ崎の業績を伝える歴史文化伝承館や店舗2棟を設ける。新築する建物には、起業を実践する場となるチャレンジ館や商品開発などに使うイベントスタジオを整備する。
 総事業費は2億832万円。うち工事請負費など1億6000万円について国の地方創生拠点整備交付金を活用する。関連予算など2億227万円を増額する19年度一般会計補正予算が13日の市議会臨時会で原案通り可決された。
 10月着工、20年3月完成予定。若生裕俊市長は「開宿400年に向けて市発展の原点となったしんまちの活性化を図り、市の魅力創出につなげたい」と述べた。