仙台市議選(16日告示、25日投開票)を前に、市民団体「議会ウオッチャー・仙台」は、現任期に在籍した議員55人の態度や質問内容を評定した「通信簿」を公表した。以前は本会議の離席や私語が多く「学級崩壊」と批判したが、現任期は離席と私語が劇的に減り「大きく改善された」と評価し、居眠りの根絶を引き続き求めた。

 調査は前々任期(2011年公表)、前任期(15年公表)に続く3回目。現任期は最初の15年9月定例会から最後の19年6月定例会まで、計113日間の本会議をメンバーが傍聴し、議員が1回以上、離席、私語、居眠りした日を積算した。
 10日以上あった議員数の推移はグラフの通り。
 現任期は離席が2人だけで4年前の9人、8年前の13人から大幅に改善。私語も2人にとどまり、4年前の14人、8年前の29人から激減した。離席と私語は順位表を公開しなかった。
 居眠りは23人。4年前の27人、8年前の25人と大きな差がなく、改善が進まなかった。40日を超えた議員が10人含まれ、最多は公明党現職の86日、次いで自民党現職の81日だった。一方、居眠り0日は4年前から4人増え、23人となった。
 通信簿は「離席や私語の減り方は劇的と表現するのが適当。大きく改善されたと評価していい。居眠りは変化がなく、最多の議員は4日に3日の割合でお休みされていた」と指摘した。
 市執行部への質問内容も評価した。(1)事前調査したか(2)他都市と比較したか(3)改善案を示したか−の3項目を点数化。15年9月定例会から18年2月定例会までの代表質疑、一般質問を100点満点で採点した。
 1位は自民党現職の55.55点、2位は公明党現職の54.88点。トップの点数は前々任期が31.22点、前任期が29.55点で、現任期は急上昇した。10点以上の議員は前々任期がわずか14人で、前任期は34人だったが、現任期は51人に増えた。
 上原仁共同代表は「13年度に導入した一問一答形式などを利用し、問題点を絞って深く掘り下げた質問をしてほしい」と求めた。
 通信簿は市民団体のウェブサイトで公開している。