宮城県丸森町の保科郷雄町長は8日、村井嘉浩知事と仙台市役所を訪れ、台風19号の災害復旧に当たる技術系職員の派遣を郡和子市長に要請した。郡市長は「要請は受け止める」と応じた。今後、派遣可能な職員数などを精査する。
 保科町長は「道路や河川など2000カ所以上の被害がある。技術職が不足しており、派遣をお願いしたい」と窮状を説明。村井知事も「県市長会などを通じて他自治体にも要請しているが、仙台市には直接お願いに来た」と強調した。
 同町によると、町職員225人のうち技術職は3人だけ。詳細な被害の把握、災害査定、復旧工事の発注など専門知識を持つ職員が足りないという。現時点で技術系を中心に50人程度の職員が必要とみられる。
 郡市長は「市内も台風で被災している。震災復興で沿岸被災地に応援職員を出しており、(さらなる派遣は)厳しい状況だが、できる限り頑張らせてもらう」と前向きな姿勢を示した。