第99回全国高校野球選手権大会は10日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、聖光学院(福島)日本航空石川、花咲徳栄(埼玉)聖心ウルスラ学園(宮崎)が2回戦に進出した。
 11年連続出場の聖光学院は二回に2点を先取し、その後も小刻みに得点を重ねて、おかやま山陽(岡山)を6−0で下した。斎藤は5安打完封。

 ▽1回戦(第3試合)

聖光 学院 (福島)021110010=6
おかやま山陽(岡山)000000000=0

 【評】聖光学院が投打に圧倒した。二回無死一塁、仁平の左越え三塁打と松本の右前打で2点を先取。三回は柳沼の左犠飛で1点を加え、その後も差を広げた。斎藤は変化球を低めに集め、5安打完封、12奪三振の好投でリードを守った。
 おかやま山陽は一回1死三塁の先制機を逸し、主導権を握れなかった。

<斎藤12K完封>
 聖光学院の斎藤が5安打12奪三振で完封の好投。低めに集めたスライダーとチェンジアップが面白いように決まり、何度もバットに空を切らせた。「ボール球を振ってくれてラッキー。出来過ぎです」と照れ笑いした。
 一回1死三塁のピンチに後続を連続三振で仕留め、流れを引き寄せた。直球に強い相手打線の裏をかく変化球で連打を許さず、三塁を踏ませたのは2度だけ。バッテリーを組む佐藤晃は「うまく低めに決めてくれた」とたたえた。
 斎藤監督は斎藤を含めた4投手を「小粒だが、粒ぞろい」と評価。相手の特徴を見極め、「変化球の切れが一番」と起用した期待に応えた。右腕は「試合の中で落ち着きを取り戻して投げられた」と額の汗を拭った。

<予想以上の出来/聖光学院・斎藤智也監督の話>
 (投打ともに)予想以上の出来。斎藤の変化球がどれだけ通用するかが鍵だったが、完封は思ってもみなかった。打線はファウルで粘り、うちらしい試合ができた。