年の差だけはいつまでたっても埋められない。
 甲子園球場で行われている全国高校野球選手権大会。初戦を突破した盛岡大付(岩手)は15日の2回戦で松商学園(長野)と対戦する。夏は36回出場の古豪だが、選手たちは取材陣から相手の特徴を伝えられてもピンと来ない様子。関口清治監督(40)は「私が中高生の頃は強豪」と語るが、夏の甲子園の土を踏むのは9年ぶり。今の選手にはなじみがないのだろう。
 関口監督によると、東北大会で久々に出場する伝統校があると「そこは強いんですか」と聞いてくる選手がいるという。世代間のギャップを感じながらも、「逆に相手の名前を意識せず、いつも通りのプレーができるのではないか」と好意的に捉えている。
 松商学園が約20年前に放送された人気テレビドラマ「白線流し」のロケ地になったことなど、練習後の雑談は関口監督らほぼ同世代の3人で盛り上がった。ただ一人、口をぽかんと開けて聞いていたのは入社3年目というアナウンサーだった。(剣持雄治)