1級河川・鶴見川とその支流の大規模氾濫で予想される横浜市内の浸水範囲や避難先を示した洪水ハザードマップ(避難地図)が改定された。昨年、国から公表された最大級の氾濫ケースを地図化し、避難場所となる小中学校の浸水リスクも示した。市危機管理室は「日ごろから地域の危険性を知り、迅速な避難行動につなげてほしい」と活用を呼び掛けている。 新たなマップが作られたのは、鶴見、港北、緑、青葉、都筑の北部5区。支流の早淵川や恩田川などの氾濫も想定されており、鶴見区については多摩川の影響も示されている。 以前から想定してきた「計画規模の降雨」と、それより発生頻度の低い「最大規模の降雨」の2種類の浸水範囲をそれぞれ掲載。この雨量は流域面積などを考慮して川ごとに定められており、鶴見川は計画規模が2日間で405ミリ、最大規模は同792ミリ。多摩川は計画規模が2日間457ミリ、最大規模は同588ミリとなっている。 こうした雨による氾濫で予想される浸水深(浸水時の水位)ごとに、青(水位5メートル以上10メートル未満)や水色(同3メートル以上5メートル未満)などに色分けした。どの区も黄緑色(0・5メートル以上3メートル未満)の範囲が広いが、最大規模では港北区や都筑区などの鶴見川沿いで水色の地点が目立つ。浸水域内の小中学校については一覧表の中で浸水深に応じた色で表記し、避難時にはより上階へ向かう必要性があることを伝えている。 また、激しい雨の際は崖崩れなどが起きる恐れもあるため、急傾斜地崩壊危険区域や土砂災害警戒区域も併記。大雨の際に発表される各種の情報や注意すべき点なども解説している。 氾濫の影響が一部地域に及ぶ神奈川区を含め、浸水範囲に位置する計27万の世帯や事業所に配布。市のウェブサイトでも公開している。マップに関する問い合わせは、市危機管理室情報技術課電話045(671)3454。