中高生が法律家の仕事を学ぶ催し「サマースクール」が10日、横浜市中区の神奈川県弁護士会館などで開かれた。同弁護士会、横浜地裁、横浜地検の3者が共催する夏休み中の恒例行事で、今年は県内在住・在学の約40人が参加した。 催しは、法曹三者それぞれの役割や刑事裁判手続きを理解してもらうことが目的。午前の部では、若手裁判官・検察官・弁護士との座談会などを実施した。 参加した生徒は「極悪人の弁護はつらくないのか」と質問。弁護士は「孤立させてしまっては駄目」「時に言い争うこともあるが、信頼関係を築くには必要なこと」と述べた。 別の生徒は、法廷で裁判官が被告人に親身に語り掛ける場面が不思議だったと指摘。裁判官は「裁判は被告人が立ち直るためにやっている。そういう気持ちから話し掛けている」と説明した。法律家を目指す生徒たちへ、検察官は「私たちの仕事は人と接すること。今は法律より、いろいろなことに興味を持って経験してほしい」と勧めた。 弁護士志望の法政女子高3年の芦刈深紗さん(17)は「裁判官や検察官とはなかなか会えない。その道を選択した理由が聞けて、私も視野が広がった」と話していた。