横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)に停泊中のクルーズ船「飛鳥2」に、難病の子どもたちや家族を招待するイベントが11日、行われた。船内ではさまざまなエンターテインメントが披露され、首都圏を中心に参加した24組約100人の親子の歓声が響いた。 気兼ねなく客船に触れる機会を提供し、家族間の交流も促進しようと、支援活動を展開する公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」と、飛鳥2を運航する郵船クルーズ(同市西区)が共催し、2回目。 出迎えた郵船クルーズの社長が、日本最大で充実した設備を誇る飛鳥2を紹介し、「楽しいひとときを過ごしましょう」と歓迎した。乗組員やスタッフの案内で、普段入ることのできない心臓部の操舵(そうだ)室を見学。子どもたちはレーダーやかじ、海図などの役割を学び、記念撮影したり、双眼鏡で船外の様子を興味深そうに眺めたりした。 ラウンジでは、乗組員やスタッフと一緒にフラダンスや、飛鳥2にまつわるクイズで盛り上がった。専属マジシャンによるマジックショーも行われた。 都内から参加した脳と呼吸器系の疾患がある男児(4)の母親(43)は「呼吸器の準備やトイレの心配など外出は容易でないが、今日は心強いサポートがあり安心。心資も普段より興奮気味です」と喜んでいた。公益社団法人の代表理事は「たくさんの笑顔を見ることができてよかった。関係者の協力に感謝し、これからも続けていきたい」と話した。