小児がんへの理解と啓発を目的にした「みんなのレモネードフェスティバル」が30日、西公会堂(横浜市西区)で開かれる。主催する「みんなのレモネードの会」の会長は、小児がん患者だった小学4年生の栄島四郎さん(10)。同級生らと協力してレモネード販売などを行い、売り上げを小児がんの治療研究のために寄付する。  四郎さんは3歳の時に脳腫瘍だと分かり、4歳で手術を受けた。抗がん剤治療なども経験し、現在も通院を続けている。 昨年12月に、四郎さんが中心になってレモネードを売って病気の子どものために寄付を募る「レモネードスタンド」を開催。途中で材料を買い足すほどの盛況で、320杯を販売して計21万円余りの寄付が集まった。「あんなに来てくれるとは思わず、びっくりしてうれしかった」という気持ちに加え、「ここでやめたら駄目。小児がんの子どものために、もっと寄付を集めたい」と決意。今年8月には、母の佳子さんの実家がある岡山県井原市でもレモネードスタンドを行うなど、賛同の輪を広げている。 フェスティバルではレモネード300杯を用意し、1杯50円で提供。売り上げはキャンサーネットジャパンに寄付する。会場には現在治療中の友達が折った折り紙を飾り、小児がんを体験した子どもを追った映画「風のかたち」の上映会(午後1時から)、小児がんの子どもが描いたパネル絵画展も開く。また、活動を知った和歌山県の農家から届いた国産のレモンも販売する。 開催のための助成金申請や、絵画パネルを借りる手続きは、大人の手を借りながら四郎さんが行った。学校で手伝ってくれる友達を募ったり、近所の病院などにちらしの張り出しを頼んだりと、着々と準備を進めている。 当日は、通学する同市立平沼小の友人らと一緒にレモネードを売るほか、同級生と上映会の司会もする。四郎さんは「小児がんのことをもっと知ってほしいし、薬の開発なども進めてほしい。たくさんの人が来てくれれば」と意気込んでいる。 フェスティバルは午前10時半から午後3時半まで。入場無料、映画鑑賞のみ100円。問い合わせは、同会のメール(lemonade_37no-lemon@yahoo.co.jp)。