鎌倉で亡くなった近代日本の代表的な哲学者西田幾多郎(1870〜1945年)についての講演会が23日、鎌倉女子大二階堂学舎(鎌倉市二階堂)で開かれる。石川県西田幾多郎記念哲学館(かほく市)が、ゆかりの地との交流事業として企画した。 西田は京都帝大(現京都大)を退官後、ふるさとの景色に似た鎌倉を気に入り、毎年夏と冬を稲村ガ崎の家で過ごした。鎌倉にちなんだ随筆や短歌も残した。鎌倉の家は現在、西田幾多郎博士記念館として学校法人学習院が管理している。 23日は、鎌倉女子大教授で倫理学者の竹内整一さんが「〈魂にふれる〉ということ」と題し、日本の思想史や西田の人柄と思想を語る。また学習院大講師の岡野浩さんも「西田幾多郎と終(つい)の棲家(すみか)」とする講演で語る。翌24日は同記念館の見学会を開くが、定員に達したため応募は締め切ったという。 主催する同哲学館は「鎌倉でも幾多郎を広く知ってもらいたい」と来場を呼び掛けている。23日は午後1時半〜4時半。参加無料。申し込み・問い合わせは、同哲学館電話076(283)6600。