安倍晋三首相(自民党総裁)と石破茂元幹事長が公開討論に臨み、14日に本格的な論戦が再開した総裁選。主役を上回るほど注目を集めたのは、支持先を明らかにしていない小泉進次郎筆頭副幹事長(衆院11区)だった。「真意は語れば語るほど伝わらなくなる。そういった時は語ってはいけない」。この日も沈黙を守り、少なくとも投票前は明かさない意向をにじませた。

 討論会終了後の自民党本部。小泉氏が姿を現した1階ロビーは、50人近い報道陣で異様な熱気に包まれた。マイクを向けられた同氏は「形式上は二者択一の選挙に見えるが、それほど単純なものではない」。一騎打ちの構図にこう説明を加えた上で、「分かっていることは、20日に1票を投じます」と続けた。

 マスコミ取材の過熱ぶりに「こういう注目のされ方をして、何を大切に1票を投じると言っても私の真意ではない形で伝わる」と不快感も。討論内容については「今日感じたことは新総裁に伝える方がいい」とだけ語り、車に乗り込んだ。

 討論会は党青年局、女性局の主催で、鈴木馨祐青年局長(7区)や牧島かれん女性局次長(17区)らが運営に当たった。