海老名市ゆかりの特撮美術監督の井上泰幸さん(故人)の作品展が市内で開催され、実行委員長を務めた高木明法さん(76)らが20日、市役所を訪れ、内野優市長に図録などを寄贈し、結果を報告した。 作品展「ゴジラシリーズを支えた特撮美術監督・井上泰幸展」は3月25日〜4月2日に市民ギャラリー(同市中央)で開かれ、延べ3146人が来場して成功裏に終わった。 今回、ポスターやシナリオ、デザイン画、撮影コンテなど貴重な資料約300点を収めた展示用図録と自伝本を市内の小中学校に寄贈した。 作品展は、東宝を退社した井上さんが1971年に設立した造形会社が同市上今泉にあったことから、制作仲間の高木さんら関係者が発起人となって初めて開催。映画界の特撮美術の礎を築いた業績などを紹介した。 高木さんは「作品展は盛況だった。海老名の子どもたちがものづくりの楽しさや難しさを実感してもらう機会になればうれしい」と話していた。 内野市長は「懐かしい作品ばかり。地元でも井上さんの業績を知らない人が多いと思う。今後も作品展などに協力していきたい」とあいさつした。