選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて、初の鎌倉市議選(23日投開票)。市選挙管理委員会によると、今回、10代の有権者は2956人で、若い世代の投票行動が注目される。若者自身が投票を呼び掛ける動きも出ている。 前回(2013年)の20代の投票率は25・59%で、最も高い70代を35ポイント以上下回った。地方政治の参加者として若者の意識をどう高めるかが課題だ。 初めて市議選の有権者となった大学3年の男子学生(21)は昨夏、議員インターンシップを経験して政治に興味を持った。「政策をどう実現していくか、論理立てて分かりやすく説明してくれる候補者に1票を入れたい」と投票には行くつもりだ。しかし、選挙に関心のない地元の友人も多いという。 市議選告示を1週間後に控えた今月9日。立候補予定者と市民らが対話するイベント「応援ブレスト会」が市内で開かれた。10〜20代の投票率をアップさせようと、大学3年の森脇留美さん(22)=横浜市泉区=と同2年の吉田京加さん(20)=川崎市幸区=が中心となって始まったプロジェクトの一環で、若手起業家らが鎌倉の活性化を目指す「カマコン」が協力した。 中学生や高校生を含む約40人が参加し、9人の立候補予定者とともに「市民と観光客がともにうれしいまちにするには」「鎌倉における豊かな生活とは」などのテーマで意見を出し合った。友人と参加した高校2年の中島晟(せい)さん(16)は、今回は投票できないが「立候補予定者に会ってどういう人か分かると政治が身近になる。次回は投票に行きたい」と笑顔を見せた。 森脇さんと吉田さんも参加者として、立候補予定者と膝を突き合わせた。2人は「一度でも立候補予定者と話すと関心の深まりは違う。学生向けにもっとこんな機会があればいい」(森脇さん)、「友人や家族間で投票へ誘い合うことで、意識が高まっていくのではないか」(吉田さん)と盛り上がりに期待した。 2人は市内全5カ所の期日前投票所で22日、投票を済ませた希望者を人力車で無料で自宅まで送り届ける企画も準備している。問い合わせは、カマコンのメール(info@kamacon.com)。