12月に注意してほしい感染症を大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員安井良則氏が、例年のようすとこれまでの今年のようすから、ピックアップしました。

12月に注意してほしい感染症
<NO1> ノロウイルス感染症
<NO2> インフルエンザ
<NO3> RSウイルス感染症
<NO4> A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)

 では、これら4つの感染症を詳しく見ていきましょう。

■ノロウイルス感染症
例年11月から本格的な流行となり、12月はピークとなります。
これからの時期注意が必要です。主な症状は、嘔気・下痢で、嘔吐・下痢は、1日数回から多いときには10回以上のこともあります。

■インフルエンザ
例年12月頃から流行開始となります。1月〜2月に流行が本格化します。
予防接種を受けていない方で、予防接種を考えている方は、早めに受けることをおすすめします。

■RSウイルス感染症
近年は10〜12月が本格的な流行の期間となっています。特に乳幼児は、最も注意してほしい感染症です。生後1か月未満でも感染する可能性があり、無呼吸の原因になることがあります。
【かかりつけ医に相談したほうが良い症状】
●息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる。
●咳で何回も夜中に起きる。
●熱が下がっても症状が改善されない。
●咳込んで嘔吐してしまう
※悪化するときには、発熱はあまり関係がありません。

■A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
例年、10月11月、12月と右肩上がりに患者数が増加しています。
予防法は、患者との濃厚接触を避けることが大切です。
咳エチケットや手洗いなどの一般的な予防法も効果が期待できます。

監修:監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則
更新:2014/12/1