11月2日の新型コロナウイルスの新規感染者数は、全国で7万396人と先週の同じ曜日を上回っています。

 11月に入り、朝晩に寒さを感じることも多くなりました。

 一般に、冬は、気温の低下や空気の乾燥などにより、ウイルスが活発化する時季でもあります。

 都道府県別の直近1週間の人口10万人あたりの感染者数をみると、北海道・東北地方が上位を占めています。

 全国的にも、新規感染者が増えつつありますが、私たちは、どのような対策が必要なのでしょうか。

 感染症の専門医に取材しました。

感染症の専門医は…

 感染症の専門医で、大阪府済生会中津病院の安井良則医師は「北海道では、10月下旬であっても、エリアによっては、最高気温が10℃を下回る日もあります。過去のデータからも、今後、感染者数は気温が下がるにつれ、増加していくものと考えられます。新型コロナウイルス感染症は、特にエアロゾル感染に注意してほしい感染症ですが、寒さで、換気がおろそかになっているケースもあるのでは無いでしょうか。人が集まる場所の換気は、基本的な感染対策のひとつです。また、オミクロン株対応のワクチン接種も始まっています。以前、接種された方であっても、時間の経過とともに、ワクチンの効果は、落ちてきます。今のところ、急激な感染者数の増加にはなっていませんが、流行に備え、接種ができる方は、年末までの接種を検討して頂きたいです」としています。

まとめ

 全国旅行支援なども始まり、秋のレジャーを楽しみたい方も、いらっしゃるかと思います。

 しかし、気の緩みから、感染対策をおろそかにすると感染が広がってしまう場合もあります。

 新規感染者数は、落ち着きをみせていますが、マスクの正しい着用や、こまめな換気、手指衛生と言った基本的な感染対策の継続を心がけ、一人一人が感染から身を守り、広げないための行動を意識するようにしてください。

取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏