第101回凱旋門賞(10月2日・パリロンシャン競馬場・G1・芝2400m)に挑戦するタイトルホルダー(牡4・美浦・栗田徹)陣営が共同会見に出席。横山和生騎手、栗田徹調教師が凱旋門賞への熱い思いを語った。

【写真】共同会見の様子

ーこの1年間が飛躍の年になった。距離延長で開眼した感がある

栗田師「今年になってからいい競馬をしてくれているのですが、この馬の成長力といいますか、精神的にも体も成長していて、長所のスピードの持続力、スタミナのあるスタイルが確立されました」

ーいつ凱旋門賞にチャレンジしよう決断したのか

栗田師「菊花賞を勝った後にいつかは行きたいねと夢のような話をしていました。天皇賞・春を勝ってから現実味を帯びてきて、宝塚記念で2200メートルの距離を勝たせて種牡馬の価値を高めたいということで、勝った後に決まりました」

ー前哨戦に使わなかった理由は

栗田師「オーナーからの要望もありましたし、短期間で2回使うことは馬に対して良くないという思いと、久々でもしっかり走り切ってくれる子なので、ある程度走るベースを作れば、問題ないと思っていたので、そういう選択をしました」

−タイトルホルダーの特徴は

横山和騎手「ゲートセンスの良さが第一に挙げられると思います」

ー今年20頭の出走が予定されている。ゲートの心配など

横山和騎手「与えられた番号で頑張ります」

ー1番気をつけないといけない馬は?

横山和騎手「凱旋門賞という素晴らしいレースで、一緒に出走する全ての馬が素晴らしい馬たちですので、その馬たちとレースが出来るのはとてもうれしく思います。ただ、僕はタイトルホルダーのことだけを見るつもりです」

ー今朝の追い切りについて

栗田師「小林智厩舎の誘導馬2頭を前に置いて、後ろから併せにいく形で、我慢しながらの追い切りでした。馬場の感触だったり、馬のコンディションをジョッキーに掴んでもらって、いい追い切りができたんじゃないかと思います」

横山和騎手「前に2頭を置いて、それらを見ながら僕とタイトルホルダーのリズムだったり、精神状態を見ながらの追い切りとなりました。結構、昨日の夜なんかは雨も降りまして、でも今日の追い切りの馬場に関しては気にするところはないと思いますが、馬場も競馬場も違いますからね。追い切りに関しては色々競馬に向けていいイメージがとれる調教になったので、すごく良かったと思います」

ータイトルホルダーより前にいく馬がいたら?

横山和騎手「それはタイトルホルダーに聞いてみたいですね。いつも先行する形で競馬をしていますが、その先はタイトルホルダーとのリズム、ペースになると思うので、その時になってみないとわからないというのが本音です」

ー横山和騎手は2週間前にロンシャンで騎乗して、その経験を他の騎手と話したか、その経験を経てどのように感じた?

横山和騎手「今年の夏に大野拓弥さんがフランスに行っていましたので、そういう話はたくさんさせていただきました。自分が乗ったことも、凱旋門賞とかではなく横山和生のジョッキー人生として素晴らしい経験になりました。こういった環境を用意してくださった方々に本当に感謝しています」

ー凱旋門賞制覇は日本の夢であると思いますが、勝つことができたら、国民の反応はどうなるか

栗田師「そのときになってみないとわからないですが、昔から日本の名だたる名馬が挑戦して勝てないレースだとは見ていましたし、感じていました。そういう舞台に自分の管理馬が出走させられるのは夢のようなんですけど、馬の状態をしっかり見極めて凱旋門賞に連れて行きたいと思っていますので、結果は後からついてくると思っています。やってみないとわからないですね。昔からもうちょっとのところまできて勝てない年もあったり、毎年日本の馬のことを応援してくれているのですが、難しいですね。本当に喜んでくれるんだと思います」

ーレース前に験担ぎなど、習慣的にやっていることは

横山和騎手「僕は家の掃除とかをしていましたね(笑)」

ー最終追い切りを終えて、宝塚記念との比較は?

栗田師「日本とフランスの違いもありますし、ここにきてタイトルホルダー自身が1週ごとに非常に体調も落ちつきもありまして、環境にも慣れている様子で競馬に向けて調子も上がっているように見えますので、そういう意味ではいい調子できています」

ー最終追い切りの内容は?

栗田師「前半は本当にゆっくりめで進んで、6ハロン〜5ハロンくらいから15秒、14秒くらいのイメージで行ってもらって、小林先生に先導してもらって、その後に直線に向いてもまだ800メートルくらいあるので、まだ我慢しながら馬体は並んでいる形でした。最後は2頭で併入という形です。無理だけはしたくなかったので、いつもの当該週の追い切りのイメージでこれたと思います」

ー横山和騎手にとって凱旋門賞とは

横山和騎手「2、3年前からの成績からは現実味のないくらいのことなので、そういう舞台に挑戦できるのは幸せです。タイトルホルダーと一緒に走るレースはどのレースもすごく楽しみにしているので、今回もすごく楽しみにしています」