4日、東京競馬場で行われた春のマイル王決定戦、安田記念(G1・芝1600m)は、ソングラインが並み居る強豪各馬を退け、同レース連覇を達成した。

安田記念、勝利ジョッキーコメント
1着 ソングライン
戸崎圭太騎手
「ヴィクトリアマイルから続いてG1、2連勝ということでとても嬉しく思いますし、ソングラインに感謝したと思います。状態の方は追い切りも乗せていただいて、ヴィクトリアマイルよりもまた上がっているんじゃないかなと、その辺は自信もありましたし、枠順に関しては大外をどのような形で乗ろうかなと思っていたんですけれども、スタートも決まり、良いポジションで運ぶことが出来て良い形で行けたと思います。抜群の手応えで、しっかり直線も追い出してからも良い反応で素晴らしい伸びだったと思います。しっかり伸びてくれるのはこの馬の武器だと思いますので、その辺は自信もありました。リアルインパクトで制した時、随分昔になるなと思うんですけれども、またこのような形で勝たせていただいて嬉しく思います。強くなっているレースパフォーマンスぶりだと思いますので、今後にも期待出来るんじゃないかなと思います。本日は応援していただいてありがとうございました。ソングラインもまだまだ走れる姿を見せられると思いますので、応援のほどよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 6月4日、東京11Rで行われた第73回安田記念(3歳上オープン・G1・芝1600m・1着賞金=1億8000万円)は、戸崎圭太騎乗の4番人気、ソングライン(牝5・美浦・林徹)が、同レース連覇を達成、G1・3勝目をマークした。勝ちタイムは1分31秒4(良)。

 2着に3番人気のセリフォス(牡4・栗東・中内田充正)、3着に1番人気のシュネルマイスター(牡5・美浦・手塚貴久)が入った。

【写真】安田記念 レース写真

G1を連勝

2023安田記念 レース写真 (C)Yushi Machida

 ソングラインが安田記念を連覇達成し、前走のヴィクトリアマイルに次いでの勝利でG1連勝となった。この勝利で東京マイルG1・3勝目と得意のコースできっちり結果を残した。レースでは大外枠から中団につけて追走。直線勝負で馬場の真ん中からスパートを開始すると、先に抜け出した武豊ジャックドールと、それに続いたセリフォスを猛追。坂を登って余力ある走りで一気に先頭に立ち、G1馬10頭が参戦した豪華な一戦を制した。殊勲の戸崎圭太騎手は「このような素晴らしい馬に巡り会えて、G1・2連勝ということでとても嬉しいです」と、喜びの声を届けた。

 安田記念を勝ったソングラインは、父キズナ、母ルミナスパレード、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は15戦7勝。重賞は2021年富士ステークス(G2)、22年1351ターフスプリント(G3)、安田記念(G1)、23年ヴィクトリアマイル(G1)に次いで5勝目。鞍上の戸崎圭太騎手は同レース2勝目、管理する林徹調教師は2勝目。

【全着順】
1着 ソングライン 戸崎圭太
2着 セリフォス D.レーン
3着 シュネルマイスター C.ルメール
4着 ガイアフォース 西村淳也
5着 ジャックドール 武豊
6着 レッドモンレーヴ 横山和生
7着 ソダシ 川田将雅
8着 ウインカーネリアン 三浦皇成
9着 ソウルラッシュ 松山弘平
10着 イルーシヴパンサー 岩田望来
11着 マテンロウオリオン 横山典弘
12着 カフェファラオ 浜中俊
13着 ダノンスコーピオン M.デムーロ
14着 シャンパンカラー 内田博幸
15着 メイケイエール 池添謙一
16着 ナミュール 横山武史
17着 ナランフレグ 丸田恭介
18着 ドルチェモア 坂井瑠星