ブンデスリーガではここ10年、ブラジル人選手が減少傾向にある。ちょうど10年前は33人のブラジル人選手がプレー。さらにその翌年には36人にまで増加したのだが、わずかその5年後には12人にまで減少。現在は16人のブラジル人選手が在籍している。

その理由について、かつてレヴァークーゼンやバイエルン、ハンブルクなどでプレーしたゼ・ロベルト氏は「そもそも多くのブラジル人選手はダイナミズムに欠けており、ブンデスではそれが求められている」と分析。

さらにテクニックはもうブラジル人の専売特許ではなくなったとの見方もしめしており、「多くの若いドイツ人選手は、今日ではまるでブラジル人の若手選手のようなプレーをみせている。もはやそこまで大きな違いはないよ。ドイツは見事な育成を行なっている」と賛辞をおくり、ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOも「クロース、ロイス、サネ、ゲッツェらは、ブラジル人と比べ遜色はない」との見方を示した。

その一方でかつてシュトゥットガルトやバイエルンでプレーしたジオバネ・エウベル氏は、むしろブラジル国内における問題点を指摘する。「今日ではすぐにお金の話になり、ブラジルのクラブは期待の若手選手を保持できない状況にあるんだ。2〜4試合でさえプレーする選手は稀だよ。仲介人は中国、ロシア、ウクライナへと連れて行ってしまうからね。お金をちらつかされて、そちらの方へと向かってしまうのさ」と言葉を続けた。