ほぼこの選択肢しかなかったともいえるだろう。アンドリース・ヨンカー監督は、今夏にモナコへと移籍したディエゴ・ベナリオの後継として、マリオ・ゴメスを主将に任命した。

ヨンカー監督は時間をかけてチームをチェックしつづけ、そして最終的にほぼ誰もが予想していたとおりにゴメスを示している。指揮官は「キャプテンとは誰よりもチームを鼓舞できると同時に、代表することができる選手だと考えている。マリオが最善の選択だ」と説明。

昨年にヴォルフスブルクに加入したドイツ代表FWは、即座にチームの顔として降格の危機に瀕していたチームを牽引。ピッチの内外に渡ってリーダーシップを発揮していた。なお副主将は所属先で主将を務めていた二人の新戦力、パウル・フェルハーフとイグナシオ・カマチョが脇を固める。


だがその一方で、今夏の準備期間ではウィナーの一人となっていたダニエル・ディダヴィが、負傷によりポカール1回戦で欠場の危機にあることが判明した。ここまで度重なる負傷に見舞われ続けながら、今夏はここまでいつになく順調な準備期間を過ごしていたものの、ヨンカー監督によれば「筋肉に硬化がみられる」とのこと。

大事にはいたっていないことを強調したが、出場については「回復経過をみてみることになる」としており、仮に欠場となった場合には、今冬にマインツから加入したユヌス・マリがトップ下に入ることになるだろう。

また移籍の可能性も指摘されているヴィエイリーニャについては、足首の関節胞の損傷により欠場。アンドリース・ヨンカー監督は、今回の試合を前に「相手チームのいいところも悪いところもわかっている。決して過小評価することはない」とコメント。昨季は入れ替え戦での残留となっただけに、開幕ダッシュの失敗は避けたいところだ。


なお今シーズンからヴォルフスブルクは、監督やベンチ選手たちが座る位置を左側へとずらし「我々の北の観客席」に近づける考えであり、さらにチームバスの出入り口もゲート4から、ホームのファンが多く控えるゲート1に変更。「選手たちもファンもこれを望んでいる」と一体感を増していきたい考えを、ティム・シューマッハ代表は語った。