ウスマン・デンベレは、引き続き”ストライキ”を敢行している。20歳のフランス代表は、ドルトムント関係者の誰に対してもコンタクトをとろうとはしていない。その一方でkickerが得た情報によれば、ここまではまだバルセロナから新たなオファーは届いてはいない模様。そして今後にさらに処分が行われることになるかどうかについては、「今晩にも話し合いを行い、明日早くにもクラブから発表がある」ことを、ペーター・ボシュ監督が明かした。

バルセロナの交渉団が、デュッセルドルフ空港に降り立ち、ドルトムントとの交渉で提示したものの、それはドルトムントの思惑よりも下回る内容であった。移籍金額は8500万ユーロで、さらに成果に応じて2000万ユーロが追加される仕組みに。これに対してはドルトムントは応じることはなく、その一方でデンベレ自身が無断で練習を不参加。そのためドルトムントはデンベレに対して、DFBポカール1回戦での出場および練習参加を禁じる処分を下したのだが、奇しくもかつてデンベレは所属したレンヌでも同様のストライキを起こしたこともある。

そのため今週末の注目ポイントとしては、月曜日から練習に再び参加するかどうかにあるのだが、チーム内はおろかファンからも同情の声は聞こえてはおらず信頼は失墜。自分のなかで勝手に移籍への意思を固めたフランス期待の若き才能にとっては、このような子供じみた行動をとっても後悔の意思を感じるわけでもないのだろう。

また同じくバルセロナが獲得へとうごいたフィリッペ・コウチーニョ所属のリヴァプールは、この日に明確に売却には応じない姿勢をみせた。これによりドルトムントとしては、ネイマールの後釜をデンベレに見出したバルセロナとの交渉において好材料を手にしたことになる。ちなみに過去の売却を振り返っても、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOらドルトムント首脳陣は、移籍金という点で決して隙はみせていない。

昨年はバイエルン・ミュンヘンとマンチェスター・ユナイテッドに、マッツ・フメルスとヘンリク・ミキタリアンを売却しているのだが、フメルスの移籍金は当時センターバックとしては世界最高額となる3500万ユーロ、ミキタリアンについては4250万ユーロをそれぞれに手にしている。