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 日曜日に行われたVfBシュトゥットガルトの総会の席にて、アレクサンダー・ヴェーレ代表取締役は「シーズンの分析を行なった後、私は責任者の皆様へ競技面について、幅広くアプローチしていき、特に元選手たちから様々な視点を伝えてもらいたいという希望を伝えた」とコメント。「元シュトゥットガルトの選手たちが参加するということに、非常に意義があると思っている。そしてW杯優勝を果たしたフィリップ・ラームやサミ・ケディラ、そして元主将のクリスチャン・ゲントナーら適切な人材を見いだすことができたんだ」と言葉を続けた。

 ボルシア・ドルトムントではマティアス・ザマー氏が行なっているように、ラーム氏とケディラ氏に関しては、これから競技面のアドバイザーとしての役割で、クラブ運営をサポートしていくことになるという。「ヴェーレ氏とはとても良い話し合いができたし、彼のアイデアとエネルギーには確信が感じられた」とケディラ氏はコメント。「シュトゥットガルトに助言できるこの機会を非常に嬉しく思っている。15年間の現役生活の中では随分と多くの経験をしてきた。非常にうまく管理されたクラブも見てきたし、様々な監督の下でもプレーしている。これらの経験や見識を自分の心のクラブである、ここVfBシュトゥットガルトとぜひとも共有していきたい」と語っている。

 また若手時代をシュトゥットガルトで過ごし、バイエルンでは誰もが知るところの大きな飛躍を遂げたラーム氏は、「シュトゥットガルトはこのファンたちに改めて、シュヴァーベン地方に根ざしたクラブであることを再認識させるべきだと思うし、メンバーにはここでホームを提供してほしい。この地域の若手を育成しながら、敗戦よりも勝利数が上回るクラブであるべきだ」との考えを示した。「ヴェーレ代表はシュトゥットガルトにマッチした道を歩んでいる。様々なスキルをもつチームを編成しており、誰もが自分の仕事を理解して、あとはうまく連携をしていくだけだ。かつてシュトゥットガルトは僕に、この上ない足掛かりの機会を与えてくれた。そのおかげで飛躍を果たすことができた。今度はその経験をこのシュトゥットガルトで共有していきたい。クラブで責任ある職務を行えることは、僕にとっては初めての経験であり、本当に楽しみにしていることだよ」

 もう1人のゲントナー氏については年明けとなる、2023年1月よりシュトゥットガルトに復帰することになり、そこでは新設される有資格部門担当職へと就任する予定。これまで373試合に出場し、ドイツサッカー連盟とドイツサッカーリーグ機構が定めるプロサッカー選手としてのマネジメントプログラムも修了している37歳だが、所属するFCルツェルンとの契約を早期に解消して現役生活にピリオドを打つこととなった。ただこれらの発表を、スウェン・ミスリンタトSDはどのように受け止めているのだろうか?この場では特に動じる様子は見受けられなかったが、ただこういったアプローチはミスリンタト氏の力量が問われることを意味するものである。

 後ろ盾であったトーマス・ヒツルスペルガー代表が退任したものの、一方で今回の決算報告ではわずかな赤字計上に導いた、移籍市場における大幅黒字についても高く評価される同氏。ただ競技面での不振を指摘する声や、聖域化しているミスリンタト氏の立場や時折見せる気象の激しさを問題視する人もいる。クラブ側はそれでも来夏までとなっている契約延長を目指しているが、ただ昨季のようなギリギリの残留劇ではあまりに物足りない結果であることもまた確かだ。