©️picture alliance/dpa/Revierfoto

 ここまでブンデスリーガおよそ5分の1ほどの相当する6試合を消化、その中でボルシア・ドルトムントのマリウス・ヴォルフは既に、昨シーズン中のプレータイムとほぼ変わらない出場時間をピッチ上で過ごしてきた。万能タイプの27歳は今夏より復帰したエディン・テルジッチ監督の下、時に右サイドバック、時に左サイドバック、そして週末のように右ウィングなど様々なポジションで出場機会を得ており、逆にいえば今シーズンのドルトムントにおける可変性の象徴的存在としても挙げることができるだろう。
 
 とりわけドルトムントでは攻撃陣において、ここのところはカリム・アデイェミ、ドニエル・マレン、さらにはトルガン・アザールも負傷離脱を余儀なくされているところであり、特にジェイミー・バイノー=ギッテンスに至ってはマフムード・ダフードと同様、方脱臼のため手術を受けることを余儀なくされてしまった。また今夏にエルリング・ハーランドの穴埋め役として加入したセバスチャン・ハーラーも、療養中のためまだ復帰時期さえみえていない。いずれにしてもまずは水曜日に迎えるマンチェスター・シティ戦に向けて、果たして前述の3選手のうち何人が戦列復帰を果たすことができるか。それもまだ未知数のままだ。テルジッチ監督としてはこの過密日程における選手たちへの負担も考慮して、シーズン序盤のうちから決してリスクをおかすような判断はしないはずだ。

 またここまでドルトムントを支えてきた守備陣においては、背後を担う3人のセンターバックともそれぞれにオプションであり、ここまで好調だったマッツ・フメルスは週末には休養。オフェンス陣の駒不足次第ではテルジッチ監督は、ここでシーズン初となる3バックの採用もあるかもしれない。経験値では不安は拭い去れないかもしれないが夏季期間では準備を進めており、また優秀な人材が揃っていることは何よりメリット。またライプツィヒ戦では相手の積極的なプレスに苦しめられて罠にまんまとハマっており、今回のマンチェスター・シティ戦はライプツィヒ戦と比較するものではないが、それでもカウンタープレスからの強烈な重圧は見込まれるところ。

 つまり3バックとダブルボランチによってプレーメイキングの居場所を確保していきながら、相手の背後を突く攻撃に繋げる機会を伺えるかもしれない。ハーランドら相手攻撃陣へスペースを与えないためにも、中盤強化は効果的手法だ。特にフライブルク時代にはドルトムントにいたハーランドを抑えた経験で大きな自信を得たというシュロッターベックが、再び水曜日に迎えるこの大舞台で今度はドルトムントのために同様の姿をみせられるだろうか。