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エルリング・ハーランドは現在、プレミアリーグの中で大いに非難を受ける人物の1人と化してしまっている。22歳のノルウェー代表はここのところマンチェスター・シティにて存在感を全く示すことができておらず、最近3試合では無得点という数字にもそれは表れているところ。
確かにプレミアでは加入から10月上旬まではゴールラッシュに沸いていた一方で、英国王者のポゼッションサッカーで平均67%ものボール支配率を誇る中、ハーランドは1試合平均わずか26タッチしか記録できておらず、クリスタル・パレス戦や昇格組ノッティンガム戦では16のみ。それでもねじ込んできた得点数がここのところついて来なくなったことが批判へと発展している。
実際にハーランドがこれまで活躍してきたRBザルツブルク、そしてボルシア・ドルトムントといったクラブは、まさにハイプレスを信条としてきたクラブということもあり、ハーランドの加入は大いに期待された一方でポゼッションサッカーへの対応も不安視されていた背景もある。英国メディアでは様々なネガティブな見出しが踊る中、グアルディオラ監督はシステムにマッチしていないとの声に反論。
ハーランドはマンチェスター・シティに対して、ポゼッション時のみならずディフェンスの面においても、さらにはここぞという決定機においても計り知れない付加価値をもたらすとの確信を強調しており、またマンチェスター・シティのサッカーへの対応についても「問題ない」と改めて強調。「彼はそれをすでに示している」と言葉を続けた。それを示す次の機会は木曜夜のトッテナム戦だ。