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現在モロッコで開催中のFIFAクラブワールドカップ、エジプトのアル・アハリ・カイロとニュージーランドのオークランド・シティとの一戦では、中国の馬寧主審がサイドラインでプレーをじっくりと確認した後、世界で初めて3−0でマイクによってその判定内容がスタジアムで説明された。10秒に渡る英語による説明では、プレーはファウルはペナルティエリアの外で行われていたと述べられており、最終的に試合はアル・アハリ・カイロが3−0で勝利を収めている。
2002年の呂俊審判員に続く、中王国出身の審判員としてワールドカップの舞台にもたった43歳は、これによりサッカー界の歴史にその名を刻むことに。なお1月中旬にIFABは既にアイスホッケーやアメリカンフットボールなど、他のスポーツと同様にマイクで判定内容を説明することを決定しており、テスト期間は1年間のみ。あくまで国際試合のみで採用され、リーグ戦については引き続き現状が保たれることになる。