©︎IMAGO/Sven Simon

 今シーズンこれまでイエローカードはシーズンを通して1枚しか受けていない板倉滉だが、土曜日に行われたVfBシュトゥットガルト戦にて2度目となるレッドカードを提示。通常ならばその場合は2試合の出場停止処分が待っているものの、こちらも一見すると不思議に聞こえるだろう、ドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は再び1試合のみの出場停止処分にとどめる判断を明らかにした。

 これは板倉が献上したPKをシュトゥットガルトのクリバリが沈めた(後半83分)ことによるものであり、ちなみにブンデスリーガ第5節1.FSVマインツ戦ではアーロンが、直接フリーキックを同じく沈めた(後半55分)ために、その後に板倉に対しては1試合のみの出場停止処分が科されている。なお土曜日の試合ではそのPKが決勝点となり、グラードバッハは1−2で敗戦を喫した。

 ちなみにボルシア・メンヒェングラードバッハの歴史において、途中にほかのチームメイトが退場処分を受けないまま、連続して一発で退場処分を受けた選手は、今回の板倉滉と1979/80シーズンのクリスチャン・クーリクの2人のみ。確かにそのほかにも今季、グラードバッハではラミー・ベンセバイニだけが退場処分を受けたが(第23節)、こちらは1試合に二度警告を受けての結果であり、今回の板倉のように一発退場というわけではない。

ベンセバイニら復調も、テュラムは引き続き欠場

 なお今節の代役としては、11月はじめのドルトムント戦依頼スターターから遠ざかり、バックアップとしての役割に不満を抱えていたマルヴィン・フリードリヒが務めることに。また大腿の張りから回復したマヌ・コネと股関節の負傷から回復したラミー・ベンセバイニが復調。風邪の症状に悩まされたヨナス・ホフマンもまもなくチーム練習復帰予定となっている。ただ一方でウニオン戦で内転筋を負傷し今節欠場していたマーカス・テュラムは来週よりチーム練習復帰の見通し。

ℹ Das @DFB-Sportgericht hat @kougogo1270 im Einzelrichterverfahren mit einer Sperre von einem Spiel belegt.

Borussia hat dem Urteil zugestimmt – es ist somit rechtskräftig. pic.twitter.com/uSmLr43hES

— Borussia (@borussia) May 2, 2023