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 トーマス・トゥヘル監督の予想通り、ダヨ・ウパメカノは火曜から、バイエルン・ミュンヘンのチーム練習へと復帰した。フランス代表CBは軽度の筋損傷から回復を果たしており、さっそく土曜日のFCシャルケ04戦からオプションとなる可能性がある。ただ離脱直前となったCLマンチェスター・シティ戦では非常に低調なパフォーマンスを露呈しており、すんなりと先発に戻るかどうかはわからない。

 最近トゥヘル監督はアルフォンソ・デイヴィースも離脱する中で4バックを採用しており、そのセンターバックコンビはマタイス・デ・リフトとベンジャマン・パヴァール。右サイドバックにはヌゼア・マズラウイ、そして左サイドバックにはジョアン・カンセロが起用。そこでヘルタ戦、そしてブレーメン戦でも、後者でシュミットに許したドリームゴールを除くと、これといった得点チャンスさえ与えておらず、引き続きシャルケ戦でも採用することは十分に考えられるだろう。

 それだけではない。センターバックにスライドしたからのパヴァールの成績は、明らかにプラスに働いているところであり、今シーズンはブンデス8試合、チャンピオンズリーグ2試合でプレーし、その全てでバイエルンは勝利をおさめているのだ。「誰にでも特徴はあるもの」と語ったデ・リフトは、「ベンジーはウパとは異なる選手ではある。ただ最も重要になるのは、一緒にプレーしてどうかということ。ウパともうまくやれるし、ベンジーともうまくやれる」と語った。

 しかしながらその言葉とは裏腹に、バイエルンがこれまで喫したリーグ戦5敗のうち、デ・リフトとウパメカノのコンビで3敗、そしてこの2人にもう1人加えた3バックで2敗を喫している状況。一方で最近のパヴァールがみせる落ち着きに加え、ビルドアップという点でもウパメカノを上回るものがあり、ケアレスミスも少ない。さらに得点力では7得点をマークしているところだ。

シュポ=モティングもチーム練習復帰

 その一方でゴールといえばバイエルンでは、もうまもなくしてエリック=マキシム・シュポ=モティングが、予想を上回る速さで復帰を果たすことができそうだ。背中と膝の問題により離脱が続いていたベテランストライカーだが、水曜日の午前中よりチーム練習へと復帰。ただ古巣戦よりオプションとなれるかは、いまのところはまだ不明。