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 先日行われたアイントラハト・フランクフルト戦にて、相手選手アロンソンの頭に蹴りをみまってしまったスタンリー・エンソキに対して、ドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は2試合の出場停止処分を命じる判断を下した。それまでは安定したプレーをみせており、このときにはバウンドに対する目測を誤った結果、背後からスピードに乗って突破してきたアロンソンに、悪意なく足が顔面をとらえる結果にはなったものの、状況の判断ミスによるところは否めず、一発退場と今回の処分は致し方のないところだろう。ただ昨夏に移籍金1200万ユーロで加入し、パスワークとフィジカル力に長けるも
戦術的欠陥からミスを繰り返し、この日の先発も離脱選手が続いた恩恵であることからマタラッツォ監督にとっては大きな問題とはならないはずだ。

 その一方で今回のフランクフルト戦では、クリストフ・バウムガルトナーが4度目のペナルティキックを沈めて、今期7得点目をマークするなど活躍をみせるも、こちらはそれが理由でこの夏をもって退団する可能性がある。いまやチームのトップパフォーマーとなったオーストリア代表MFについては、確かに2025年までの契約を締結してはいるものの、3000万ユーロで移籍可能な例外条項が付随。ブンデスリーガではライプツィヒ、またプレミアリーグからはこれまでマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーの名前が取り沙汰されてきたなかで、最近ではブライトンの名前も浮上。すでに交渉も行われているとさえ報じられている。