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 昨夏には長きにわたりチームを支えてきたインシーニェ、メルテンス、クリバリらの退団を乗り越え、セリエAの王座に返り咲いたSSCナポリだったが、すでに主力選手たち(キム、オシムヘン、クワラツヘリア)らの去就が注目されている上に、以前からルチアーノ・スパレッティ監督の退団についても取り沙汰されてきたところ。メディアでは2024年までの契約更新で合意できなかったと報じられており、監督自身は最近「すべてははっきりしている。話し合いをしている」と記者団に返答。

 そしてウレリオ・デ・ラウレンティス会が日曜日の夕方、テレビ局『Rai 3』のインタビューで、「もしも誰かがあなたのところにやってきて、もうできることは全てやってしまった。人生の一区切りがついたよと言われたら?」と述べ、「彼は休暇が欲しいと言っていた。そこでどうできる?それでも反対するのか?いや、彼は多くの貢献をしてくれ、私は感謝している。彼の思うようにさせてあげることは当然のことだよ」とコメント。また最近ナポリ3度目の優勝を意味する「3」のタトゥーを刻んでいたスパレッティ監督もその後、「かなり疲れているので、休みが必要だ。仕事のない1年になる。ナポリや他のチームの監督をすることはない」と、もはや退任発表は時間だけの問題となっている。

 またスパレッティ監督の問題とは別に、最近はナポリのウルトラスとの緊張関係から警察の保護下に置かれていたデ・ラウレンティス会長は、インシーニェのようなスター選手が去った後の昨年の優勝に関して「重要だと思われていた選手たちを退団としたが、しかし彼らのナポリでの時間が終わっていることは明白だった。そして目標をと聞かれた私は「スクデット」と答え、それはみんなにとってショックだったね。当時スパレッティ監督もこのあと誰が来るかわからなかったし」と回顧。その結果はナポリのセリエA優勝、そしてCL8強入りという快進撃につながっている。