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 DFウィリアム・パチョ(21歳、ロイヤル・アントワープ、900万ユーロ)、FWオマル・マーモウシュ(24歳、ヴォルフスブルク、フリー)に続き、アイントラハト・フランクフルトは来季にむけた3人目の新規獲得選手として、ヒューゴ・ラーションと2028年までの契約を締結したことを発表した。欧州でも注目される18歳のMF獲得には、スウェーデン1部マルメFFに移籍金として基本金750万ユーロが支払われることになり、これは同クラブにとって過去最高の売却金額にもなる。

 マルクス・クレーシェ競技部門取締役は「若くすでに確立されている、そして大きな可能性をもったMF」と評価。「まだ若いがスウェーデンの名門クラブの主力選手を務めており、これはその才能のみならず内面性の高さも物語るものだといえるだろう。これから彼をさらに育成していき、次のステップに進めるようサポートしていく」と語った。背番号は16。

 18歳という年齢ながらすでにスウェーデン1部37試合、国内カップ戦9試合に出場し、さらにヨーロッパリーグ予選4試合、チャンピオンズリーグ予選4試合、ヨーロッパリーグ5試合にも出場しており、今年初めにはフィンランド代表とのテストマッチにて、スウェーデンA代表デビューも果たし、2022年度スウェーデンリーグの年間最優秀若手選手賞も受賞している。

 マルメFFではレギュラーとしてビルドアップを統率する役割を果たしており、187cmと大柄ながらスピードに優れ、非常に敏捷性に長けたMF。ボランチやCMFとしてもプレー可能であり、即戦力としてフランクフルトはみている模様。そのため更なるMFの補強に動くならば、それはプレミアリーグ移籍の可能性が取り沙汰されるジブリル・ソウ次第ということになりそうだ。

 特に今回の最終節でSCフライブルク戦でも活躍したエリック・ジュニオール・ディナ・エビンベ(22)に大いに期待しており、ダイナミズムとスピード感、存在感をもったMFには来季の主力、キープレーヤーとしての活躍が見込まれるところ。もともとはパリ・サンジェルマンからレンタルにて加入していたが、650万ユーロでの買取オプションを行使。さらに19歳の若手バクステン・アーロンソンもブンデスで7試合に出場するなど、今後を楽しみにさせる姿をみせている。

#ラーション からみんなに🗣💬

「フランクフルトファンの皆さん、こんにちは。ヒューゴ・ラーションです。来シーズン、皆さんの前でプレーできるのを楽しみにしています。それではまた👋」#SGE | #Larsson2028 | #アイントラハト | #フランクフルト | #ブンデスリーガ

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— Eintracht Frankfurt (@eintracht_jp) May 29, 2023