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 今季6人をレンタルしていた1.FSVマインツ05だが、復帰の可能性があるのは唯一、2部ザントハウゼンで19試合に出場し2得点をあげたメルヴェイユ・パペラだけであり、パウル・ネーベルについては契約を延長してブンデス2部カールスルーエに引き続きレンタル。「そこでほぼ全ての試合に出場しているし、カールスルーエとはすぐに合意に至ったよ。彼自身とても快適に過ごしているし、1年後にはブンデスリーガで戻ってくるのを楽しみにしている」とハイデル取締役はコメント。今季32試合に出場して4得点6アシスト(キッカー採点平均2.75)を記録するなど、20歳の若武者はそこで更なる成長を遂げた。ちなみにCBとボランチを主戦場とする、シャルケにレンタル中のニクラス・タウアーについては、レンタル期間は来季までで2部降格も相まって更なる需要が高まっているところ。

 その一方で特にロナエル・ピエール=ガブリエルとアンデルソン・ルコキについては買い手を模索している状態であり、今季は前半戦で仏1部ストラスブールにて14試合出場したガブリエルは、後半戦ではエスパニョール・バルセロナにレンタル移籍するも7試合のみの出場にとどまっており、2019年に550万ユーロでASモナコから獲得した24歳のDFは、ブンデスわずか8試合で完全に居場所を失っている。「確かにフランスで市場がある選手だよ。話し合っていかないとね」とハイデル氏。ルコキも同様で2024年まで契約を残しており、レンタル先のロストックでは2部15試合に出場、うち先発は6試合のみで既にこちらも構想から外されている。「左サイドでカシのバックアップとして見てはいないし、解決策をみつけないと」とハイデル氏は明かしており、レンタル先の3部エルフェアスベルクで優勝を果たしたFWベン・ボブジエン(20)も将来は不透明だ。