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 月曜日にエリック=マキシム・シュポ=モティングは、ブンデスリーガ入れ替え戦ハンブルガーSVvsVfBシュトゥットガルト戦を、ハンブルクの観客席にて見守っていた。ハンブルクに生まれ、2004年から2011年まで、ニュルンベルクへの1年のレンタルを除き在籍していた、古巣の応援のためにかけつけていたのだが、その応援も虚しく敗戦。残念な幕切れとなったのだが、ただ自身としては今季30試合に出場して17得点と、完璧とは呼べないまでもバイエルン在籍3年間で最高の成績をおさめることには成功した。

 もしも負傷に見舞われなければさらに得点を重ねていたことだろうが、その功績により大幅な年俸アップで契約勝ち取った同選手ではあるものの、ただそれはあくまでレヴァンドフスキ移籍で穴埋め獲得に失敗したこと、そしてその代役を務めるはずだったミュラーの負傷離脱という結果で、巡った機会をシュポ=モティングが埋めたという結果でもある。そのためシュポ=モティングが離脱したこの春にも改めて、センターフォワードの不在という大きな問題に直面することになったバイエルンでは、今夏にセンターフォワード獲得が最優先事項となっていることから、おそらくは再びバックアップという役割に戻ることになるだろう。