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 ドイツ杯の優勝を左右する大一番、準々決勝のバイヤー・レバークーゼン戦に臨んだ、VfBシュツットガルト。ブンデスリーガにおいて首位と3位による上位対決ではあったのだが、しかしながら特にシュツットガルトにおいてはセール・ギラシやサイラス、ザガドゥ、チョンなど、アフリカ杯やアジア杯の参加や負傷・疲労などによって、数多くの主力に問題がある中での決戦であった事は事実である。

 その結果、12月に筋肉系の負傷を抱え、その後にアジア杯に週末まで参加し、カタールから戻ってきたばかりの伊藤洋輝を先発起用しなくてはならなかったことは、この試合の2つの失点に絡んだとしても「よくやってくれた」と泣き言を言わず、労うということがシュツットガルトでは求められる言葉だと言えるだろう。「チームとして成長し続けていくためには、このような決戦から何が不足していたのか。適切な教訓を学ばなくてはならないものなのだ」とヴォールゲムートSD。それは自身の任務である人事面においてもいえることだ。

 なぜならば選手たちは今季無敗のレバークーゼンを相手にして、前回のリーグ戦における痛み分けと同様に善戦を演じてみせており、2度のリードを奪うなど敗戦寸前にまで追い込んで見せた。延長かと思われた最後の、最後のプレーで屈しており「失意は非常に大きい。準決勝に進出することだけを考えてこの試合に臨み、あと一歩のところまでいっていたのだから」と同SD。「しかし選手たちは慰めの言葉を必要とせず、そして健闘を讃える言葉にも目もくれない。もっと、もっと上を我々は目指しているのだ」と意気込みをみせた。

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3月にはドイツ代表招集組が誕生か

 現在はリーグ戦においてチャンピオンズリーグ出場権を狙える位置にあること、そして選手それぞれもその中でキャリアの飛躍の時を迎えている事を思えば、その言葉に嘘偽りはないだろう。この試合のハーフタイムにてドイツ代表ルディ・フェラーSDは、シュツットガルトのDFヴァルデマール・アントンについて「ここのところは非常に良いプレーをみせており、後方からうまくプレーを組み立て、また対人戦での強さをみせているね」と評価。

 更に攻撃でもここのところ目覚ましい活躍をみせている、デニス・ウンダフについても「リストアップ」されていることを明らかにした。「実際に彼はそれに値する選手だよ。遊び心をもった良いシュートテクニックのある優れた選手だよ。それにシュツットガルトでは今日の先発で7人のドイツ人選手、なかには非常に興味深い選手たちがいるよ」なおシュツットガルトでは今季、クリス・フューリヒが既にドイツ代表デビュー、その後も引き続き招集を受けた経緯がある。