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 この冬にバイエルン・ミュンヘンは昨夏よりトーマス・トゥヘル監督が希望していた守備陣の補強、手薄なセンターバックと右サイドバックに加えて、ボランチの新戦力を希望していたが、そのうち前者2つに関してはこの冬に首脳陣はようやく成功。イングランド代表DFエリック・ダイアーと、そしてフランスユース代表サシャ・ブイを迎え入れ、この冬からの更なる飛躍に向けた準備を整えた。

 だがその矢先の金曜日にバイエルンは、そのブイが「これからしばらく離脱」することを発表。クラブによれば今冬ガラタサライより3000万ユーロで迎えたばかりの右サイドバックは、左大腿裏に「大きな」筋損傷が確認されたという。そのため週末のレバークーゼン戦にて初先発を果たし、その後のCLラツィオ戦ではベンチから敗戦を見守っていた23歳の次戦は、これからまた数週間先まで待たなくてはならなくなってしまった。

両サイドバックで相次ぐ負傷

 とりわけバイエルンにとってはようやく今冬に実現した右SBの補強が再び失われたということや、それだけでなくそもそも守備陣における相次ぐ負傷離脱者に歯止めがかけられないという、2つの苦しみに苛まれており、右SBではコンラッド・ライマーがふくらはぎを、ブナ・サールは十字靭帯を損傷し、左SBではアルフォンソ・デイヴィースもまだ膝の靱帯損傷で離脱中。当初の見込みより長くなる見通しで、木曜日からサールと共にランニングメニューをこなしていた。

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CBウパメカノは、負けられない試合で悪癖を再露呈

 またCBにおいてもダヨ・ウパメカノが再び悪癖を露呈しており、これまでチャンピオンズリーグのグループリーグではkicker採点平均2.7と絶好調だったフランス代表だったが、突如致命的なミスを露呈する様は今回のラツィオ戦のみならず、直近のレバークーゼンとの首位攻防戦、そしてフランクフルト戦などでも示されており、負けられない本戦でのあり得ないミスは昨季マンチェスター・シティ戦も彷彿とさせる失態だ。

デ・リフト、ダイアー、そしてウパメカノが抱えるそれぞれの問題

 いや、マタイス・デ・リフトがまだいるではないか。エリック・ダイアーと共にCBコンビを形成すればいい。その声もあるだろう。ただトゥヘル監督はまだ、長期離脱明けとなってまもないデ・リフトの調子にまだ疑いをもっており、またダイアーについても今冬加入から間も無く、まだ慣れという点での不安も残ることだろう。そういった点からみても、そんな中でウパメカノが再び露呈した悪癖への失望も小さなものではないだろうが、ただそれでも一部ファンが示した人種差別的侮辱は決して許されることではない事は改めて強調したい。