既報通りボルシア・ドルトムントは、TSGホッフェンハイムからドイツ代表DFニコ・シュルツを獲得したことを発表した。今季のドルトムントの左サイドバックでは、ディアロ、ゲレイロ、シュメルツァと、スピードに関してはそこまで卓越したものを有していない布陣となっており、アクラフ・ハキミが左サイドバックとしてもプレー。そこでドルトムントは来季にむけ、ドイツ代表の左サイドバックに白羽の矢が立った。

 獲得に際して、ミヒャエル・ツォルクSDは「ニコ・シュルツはここ数年で目覚ましい飛躍をみせた選手の一人に数えられるDFだ」と評価。「まさにドイツ代表と同様に、我々も彼のフィジカル面での強さ、スピード、そして高いダイナミズムから多くのメリットを享受することができるだろう。また闘争心溢れる選手というは、どのチームにとっても好影響をもたらしてくれるものだ」とコメント。

 一方のシュルツは「ドルトムントはトップクラブの1つであり、自分にとってそのスタイルは非常に向いているとも思っているし、助けになれると思うよ。ともに大きなものを掴み取ることができるだろう」と述べ、それと同時に「ホッフェンハイムの全ての関係者、コーチ陣やチームメイト、ファンのみんなに、感謝の気持ちを伝えたい。だから移籍については長く悩み続けたんだ」と語っている。

 なおホッフェンハイムにとっては、レヴァークーゼンへと移籍したケレム・デミルバイに続き、今夏で二人目となるドイツ代表経験者を失うこととなったが、ただ別の側面として、ハンブルクから3年前に移籍金170万ユーロで獲得したデミルバイを移籍金3200万ユーロで、そして2年前にグラードバッハから移籍金350万ユーロで獲得したシュルツを、2700万ユーロで売却するという、財政面でみれば見事な成果をあげたことになる。

 またドルトムントにとっては、クラブ史上最高額となる3000万ユーロ(アンドレ・シュールレ)に迫る移籍金を投じたことになるのだが、さらにグラードバッハからこれにトルガン・アザール(26)が続くと見られており、加えてドルトムントではドイツ代表ユリアン・ブラント(23:バイヤー・レヴァークーゼン)の名前も獲得候補として浮上しているところだ。